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農場ブログ

苗箱の準備

2016年07月03日

2016モンドセレクション金賞受賞の「北海道水芭蕉米」を作っている

The北海道ファームです。→詳しくはこちら 真面目にお米を作っています。

 

最近ようやく、北海道も夏の気配がしてきました。

日中で25℃位まで気温が上がる日が多くなり、夜間も15℃以上はあるようです。

さすがにストーブの出番もなくなりました。

 

ということで、外で水作業をしていても苦にならない様になってきたので、

稲の育苗用のポットを洗っています。

DSCF1737

写真の赤い箱の中で、水が吹き付けられてブラシが回転しています。

ここに、育苗用のポットを1枚ずつとおして、きれいに洗っていくという作業です。

 

育苗用ポットを洗うという作業ですが、じつはこの作業にはもう一つ重要な意味があります。

それが、これ。

DSCF5660

そう、長年の使用で壊れてしまった育苗用ポットを はじき出すという意味です。

 

じつは、この育苗用ポット、写真のように壊れているものを種まき作業の機械や、

田植機に入れてしまうと、機械が動かずにストップしたり、機械自体に負担をかけてしまったり

すべてのトラブルの原因になってしまうんです。

 

たとえば、田植え機にこの壊れた育苗ポットを気づかずに入れてしまうと、

田んぼの真ん中で。機械がストップ!壊れて詰まった育苗ポットを取り外すのに30分も田植えが中断!

という事になってしまい、こんな事態が頻発すると

予定どうりに田植えが終わらないということになってしまいます。

 

そんな、来年の春の作業でのトラブルを防止する意味でも、ここの育苗ポットの洗浄点検作業は、とても大切。

今、きちんと点検しておけば来年の作業がスムーズになります。

そう、この作業は片づけ作業に見えて、すでに来年の準備作業なんですね。

 

DSCF5661

ちなみに、割れて壊れた育苗ポットがすでに150枚以上発見されています。

これは、来年は使えない!こわれているので当然なんですが。

 

という事は、来年は育苗用ポットが足りなくなるという事なので、補充の発注をしなくては・・・・。

1枚だいたい約500円なので、150枚なら・・・・・。まだ作業中なので増えてきそうだし・・・・・。

結構、経費が掛かります・・・・。これ以上壊れないで~。

ある程度 消耗品なのでやむを得ないんですけどね・・・・。

 

DSCF1735

さてさて、どんどん作業をしないとおわりません。

何も中断が無くて1時間に平均200枚くらいのペースなので

順調に行っても、全部終わるのに20時間くらいかかりそうです。