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農場ブログ

浸種(しんしゅ)と催芽(さいが)

2017年04月16日

2016モンドセレクション金賞受賞の「北海道水芭蕉米」を作っている

The北海道ファームです。→詳しくはこちら

稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。

 

先日から浸種(しんしゅ)に入っていた種もみです。

約10日間の間、水に浸けて種もみを活性化するような作業です。

 

The北海道ファームは、基本に忠実に温度管理も手を抜かず、

サーモスタッドとヒーターで温度管理を厳密に しています。

上が現在水温で11℃、いい線だと思います。

下が設定水温で10℃になっています。

10℃を切るとヒーターが入り水温をあげ、

水温が上がると自動でヒーターが切れるという設定です。

この状態で、何度か水を変えながら10日間ほどおき

浸種作業は、終わりです。

 

 

続いていよいよ、催芽(さいが)の作業。

催芽と言うと難しいイメージですが、芽だし(めだし)とも言います。

種もみに温度をかけて、芽をだす作業です。

 

32℃に設定したお湯に、なんと「お酢」を 入れます。

「お酢」を入れることで、殺菌作用が働き種を消毒することができます。

そのことで、稲の病気を防ぎ健康な稲作りができるという手法です。

 

従来から多くの農家では、「農薬」を使って種もみを殺菌する方法が行われていますが、

The北海道ファームでは、減農薬の取り組みとして「農薬」を使わない「お酢」による

種もみの消毒を 行っています。

それにしても「お酢」の殺菌力はすごいですね。

「お酢は体にいい」なんてよく言いますが、稲の種もみにまで効き目があるとは・・・。

 

お酢を混ぜた温水に 浸種が済んだ種もみを入れます。

その後、きちんとカバーをかけて約24時間、種もみが芽を出し始めるのを待ちます。

 

もちろん、温水の温度管理はきちんとしています。

 

さて、無事に種もみが芽を出してくれるといいのですが・・・・。

手順はきちんと踏んでるので無事芽が出るはずですが、毎年緊張の作業です。

なんとなくソワソワする芽だし作業、しばらく落ち着かない日々が続きます。

 

 

 

 

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