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農場ブログ

手間をかけても、わら出し作業。

2017年09月30日

水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と

安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している

北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。

 

稲刈り作業は終わりましたが、水田からの稲わらの運び出し作業は、まだまだ終わりません。

しかも、昨日は大量の雨が降り、田んぼが再び水浸し。

まさに、水田。立派に水が溜まっています。

 

こうなると、田んぼから稲わらを運び出すのに、トラクターやトラックなどの

運搬用車両を 田んぼに入れることができません。

 

となると・・・・・・。

必殺、地獄の手作業で稲わら搬出!

広大な田んぼで、稲わらを両手に持ち、トボトボ歩く。

農道に停めたトラックの荷台に投げ込んでと、

何往復も、何往復も、延々とこの繰り返し。

地道に、運べば少しは片付いてきます。

こんなに大変な作業なので、普通の農家は、良いとは解りつつも、

「田んぼからわらを運び出そう」とは、言わないわけです。

 

水田から、こんな方法で真面目に稲わらを 運び出しているのは、

The北海道ファームだけと言っても過言ではないでしょう。

よく「北海道で、こんなにわらを出しているのは見たことがない」と、言われます。

 

田んぼのワラをかき集め♪

これにて田んぼの土づくり♪

ひとつ運べば、稲のため♪

ふたつ運べば、土のため♪

みっつ運べば、良食味♪

 

まさに、ワラ運び無限地獄。

 

冗談は、さておき何故こんなにまでしてワラを田んぼから運び出すのかと言うと、

※北海道農業(稲作編)より

各種の農業技術指導や、先輩農家の教えや、稲作参考書など、

どこを見ても、「田んぼからの稲わらの搬出は、大事」と言っています。

まぁ、そのあとに「でも大変だから、無理、できない」とも言われますが・・・・。

 

その効果は、

・水田表面が乾燥し、米の食味が良くなる。

・春の雪どけ後に 水田が良く乾燥する=作業性の向上、土質の向上

・田植え後の稲の生育を良くする

・水田土壌でのわらの自然発酵を押さえて、肥料の効きをコントロール

など、など色々とあります。

 

The北海道ファームでも、もう4年間稲わらを排出し続けていますが、

その効果で、田んぼの土状態は、見違えるようになりました。

お米の食味も、狙いどうりにおいしくなってきました。

 

田んぼのワラだし作業は、異様に手間と時間がかかり、大変な作業ですが、

その効果を実感するにつけ、「やめよう」とは、言えなくなっています。

まだ、のこり3ヘクタールくらいのわらだし作業が残っていますが、

皆さんにおいしいお米を お届けするために決して手を抜かず、

ばか真面目に、作業を進めていきます。まだまだ作業は続きます。

 

 

~お知らせ~

他の農場では、行わない手間をかけて

稲わらを排出し続けた極上の田んぼで作る

北海道水芭蕉米の購入は、こちらのサイトで。

 

http://shop.thehokkaido-farm.co.jp/

どうぞ、ご覧ください。

※まだ新米ではありません。

 

 

 

 

 

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