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農場ブログ

田んぼのアゼを塗ります

2018年04月19日

水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と

安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している

北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。

 

種まき作業が、スタートを切る中、本田では、アゼ塗り作業が進められています。

普通の農家さんは人手が無くてなかなかできない作業を、

きちんとできるのがThe北海道ファームの良い所、アゼ塗り作業もそういう所です。

 

本田のアゼが崩れて細くなってしまったり、

高さが足りないところを中心に、アゼを太くしたり高さを増す作業です。

 

この作業、3年続けて行いましたが、年々田んぼの水を張った時に水持ちが良くなり、

今まで3日に1回、水を入れていた田んぼが、5日で1回で良くなるなど、

夏の田んぼの管理作業の軽減に 大きく貢献しています。

もちろん、田んぼの漏水が少なくなれば、水も節約できますし、いい事が多いです。

「アゼは大事だよ」 先輩農家の皆さんもそう言います。確かに。

 

トラクターの後ろに アゼ塗り機を装着して、アゼを補修していきます。

ちょっと見にくいですが、アゼ塗り機のまえの方でプロペラ状の刃が回転し

田んぼに地面を掘った土を、アゼの斜面に投げあげています。

その後、円錐状の塗り付け部が圧力をかけながらアゼを整形していきます。

時速的には 1~2kmで進みながらアゼを直していきます。

すごい機械です。

 

きれいに、アゼが濡れています。

と、書くと簡単そうですが、きれいに仕上げるのは相当難しいです。

土が乾いているとボロボロ崩れるし、泥状だと機械が泥まみれで仕上がらない・・・。

土壌の水分が丁度よいタイミングで作業できるかが、ポイントです。

そうはいっても、田んぼによって土質が違うの同じ日でも全然状態が違うから・・・・。

 

そして、真の難しさは、これ!

そう直線をキープして進んでいく事。

1本のアゼが100m超ともなると、微妙なハンドル操作で

アゼのラインが曲がってくる訳です。

人間の目と感覚は、意外に鋭敏で4~5cm曲がってもわかってしまいます。

ここを、直線で仕上げるかが腕の見せ所。

なお、栗原施行のアゼ塗は、見事なスネークラインに仕上がります・・・・。

 

メインオペレーターが 丸2日かけて、結構な距離のアゼを直しました。

総計4km位は直したかな。あとで計測しておきます。

 

The北海道ファームのオペレーターのアゼ塗の腕前はいかに?

通りがかりに見れば、一目瞭然です。結構いい線いっていると思うんですが。

 

 

~お知らせ~

おいしいお米作りには、まずいいアゼ作りから。

基本技術も手を抜かず育て上げた

日本一おいしいお米コンテスト優秀金賞受賞のお米。

The北海道ファーム製品の全商品は、こちらから。

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どうぞ、ご覧ください。

 

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