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農場ブログ

上手くいかない中干し1回め 

2018年07月03日

水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と

安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している

北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。

 

さて、もう何日も晴れた日がないThe北海道ファームのある栗山町。

本州の梅雨なみに 3週間ぐらい雨、曇りが続いています。

道路も濡れて、水たまりだらけです。

 

例年であれば、6月の25日から7月の5日くらいの期間で

田んぼの中干しと溝切りという作業を しています。

が、この雨の中ではどうしようもない・・・。

 

田んぼの排水口を 開けてためている水を抜いても・・・・・

 

暗渠という田んぼの土中に埋めてある排水管の口を開いて、

地中から水を抜いても・・・・

 

空から 雨がたくさん降っている状況では、

田んぼの地面が乾燥するなど、望むべくもなく・・・・

貯めていた水は、抜けるものの地面が乾燥する状態には、

ほど遠く水たまりだらけの状態です。

 

この中干しという水の調整作業は、

稲の根元まで空気中に露出させて、稲を活性化させるという意味と、

地面を乾燥させ排水の溝を田んぼの中の地面に掘りつけるという、

ふたつの目的で行っています。

 

 

※去年の写真です。

去年は、こんな感じで溝掘り作業ができて地面も乾きました。

 

今年は、雨続きで田んぼから水が抜けないので、溝掘り作業がまったくできません。

それでも「中干し」まで できない状況でも、真面目に水を抜いて

田んぼの水の総入れ替えくらいは、しておこうと思い、雨の中田んぼで水を抜いています。

 

大雨が続く中、ずぶ濡れ泥まみれで田んぼの排水口を開けて回っていると、

この作業は、果たして意味があるのだろうかと・・・哲学的な気分になりがちです。

どんなに水を抜いても 空から降ってくればお手上げです。

 

「中干し」まで行かない「水の入替」程度でも

稲の根元まで酸素は、行きますし、地面の状態も良くなるはずと信じて、

バカ正直に中干し1回めの水調整に 取り組んでいます。

 

なんだか、水抜いてのメリットよりも、抜いたときのデメリットの方が大きい気もしますが、

それでも、とりあえずやらずにいられない・・・・。これは、もう栗原の性格の部分が大きいような。

 

この大雨の中で、ずぶ濡れ泥だらけで進めた作業が、どんな結果になるのか、

よくわかりませんが、「中干し風味の水入れ替え」作業中です。

 

なお、長雨で増水中の用水、排水には近づかない様に気をつけます。安全第一。

 

 

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どうぞ、ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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