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農場ブログ

除雪と排雪

2015年02月02日

ほぼ雪が降らない温暖な千葉県の内房地区から北海道にきて1年目の冬。

雪国の暮らしは、人生初!なので初体験だらけです。

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これは、「除雪後」の道路の様子。路肩が雪山。

 

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こちらは「排雪後」の道路の様子です。広い。

 

そう、除雪というのは道路上の雪を路肩にどかして

道路が使えるようにすること。

排雪というのは、その路肩にどかした雪(人の背丈くらいの山!)を

雪捨て場等に運び出すことなんですね。

 

千葉にいた時は、除雪という感覚は多少ありましたが、

排雪という感覚は、想像の外でした。

ところが、北海道に住んでみると「排雪」の大事さが良く解りました。

路肩に雪山があると、交差点の視界が極端に悪く、

車の運転はしにくいし、歩いていても危険です。排雪大事ですね。

 

と、「除雪」「排雪」について考えると、これ莫大な予算がかかっています。

除雪用の車両や、人件費その他諸々・・・。ものすごい金額になりそう・・。

この経済的負担は、各自治体さん大変なものだと思います。

逆に温暖な地域の自治体さんは除雪予算がかからないわけで。

自治体の立地条件で大きく差が出る予算ですね。

雪国は住民に「除雪税」を課税するというわけにもいかないでしょうし。大変だ。

 

ちなみに、上の除雪の話は公道上のお話で私有地は完全に自己責任。

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The北海道ファームでも、倉庫や事務所周りはトラクターで除雪しています。

広くて、少々荒っぽくてもよいところでは、大活躍。

 

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軽トラックも、自前の排雪で酷使されています。

車庫の屋根から雪を落とすと、公道上に落ちます。

マナー的に自分の家の雪を公道に放置できないので、

写真の様に軽トラ排雪使用で敷地内に運んで捨てています。

 

雪国ならではの、除雪のマナーがいろいろあるそうで、

札幌の建てこんだ住宅街では、除雪でのご近所トラブルもあるみたいです。

 

「今年は雪が少ないから楽だよ」と、ご近所さんに色々教わりつつ、

初めての雪国の冬に、悪戦苦闘しています。

 

歴史ある栗山町の稲作

2015年01月30日

The北海道ファームで、利用している用水は栗山土地改良区です。

この栗山土地改良区は、明治35年に設立認可になった角田土功組合

(栗山町開拓の祖 泉麟太郎氏が初代組合長)を出発点にした北海道第一号の水利組合です。

つまり、北海道で一番歴史がある水利組合が栗山土地改良区です。すごい!

 

そのような歴史からも栗山の地が、北海道内でも早くから稲作適地として

開拓が進められていた北海道で随一の稲作適地という事が解ります。

 

The北海道ファームとしても、お米の販売を始めていく際には、

「栗山は北海道一の稲作に向いている町!」とPRしていきたい所です。

 

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そんな歴史ある栗山町内のこの施設。

これも北海道で第一号の施設!南学田揚水機場です!

 

電気の力で水をくみ上げて用水に流していた施設です。

この施設のおかげで水田開発が飛躍的に進んだ当時の最新鋭施設です。

なんと大正14年完成!という事は築90年!

豪雪にも耐え、長い年月ここにあり続けたわけです。

まさに栗山町開拓、栗山町水田開発の歴史の生き証人!

 

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屋根の上の塔屋?もお洒落な感じのこじんまりとした建物が

川渕の森の前、雪の中に埋もれていました。

さすがに今では使われていないそうですが、いい雰囲気の建物です。

 

個人的には、使われていないのがもったいない、欲しいって感じです。

こういう建物を利用してカフェとかしてみるのも、面白そうですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スカイマーク

2015年01月29日

スカイマーク民事再生申請へ・・・。

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十全社グループ本社のある千葉県木更津市と

The北海道ファームのある北海道栗山町の移動に活用していたスカイマーク。

私自身も、月に3往復や日帰り往復など、1年間で何往復も利用していました。

本社からのスタッフも 最近はほぼスカイマークの利用です。

 

昨日のニュースによると、当面運行は継続しつつ再建を図るそうですが、

今後どうなっていくのでしょうか。低価格は維持されるのでしょうか。

 

当社にとって大手より安い値段で羽田発着のメリットは大きかっただけに

運賃値上げ等になってしまうと、非常に苦しい。

 

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エアバス機のグリーンシートは非常に快適だったのに・・・。

この機体も運行費が高額なので運用停止という話も出ていました。

なんとか頑張ってほしいものですね。

 

 

 

 

異常気象?

2015年01月29日

1月としては、異常な高温。

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事務所の前の温度計がプラスの5℃。

3月並みの気温だそうです。

 

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そんな高温なので、雪でなく雨が降っています。

 

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そうなると、凍りついていた地面が解けて、水浸しになります。

 

これが、怖い。

気温が下がりマイナスの気温になるとこの地面が

スケートリンク状態で凍りつきます。ツルツル路面の出来上がりです。

人間も気を付けてい歩かないと、すべって転びます。

車も思うように止まらない。ハンドルも効かない。

 

本当に気を付けないと、ただ倉庫に歩いて行くだけで

転んで怪我をしてしまいそうです。

もちろん、公道上もこの状態。気を付けないと。

 

 

 

出荷作業

2015年01月26日

千葉に向けてお米を出荷しました。と、言うと簡単な感じがしますが、

雪がある中での初めての出荷、大変な作業になってしまいました。

 

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鉄道コンテナが乗った大きなトレーラーが入れるように

いつもより広範囲に丁寧に除雪をして。

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フォークリフトが動く範囲をきれいに除雪。

数日前から雪をどけ続け、氷を割り、舗装面を出します。

融雪剤を撒きながら、地味な手作業が続きます。

この作業が必要な理由は、フォークリフトが夏タイヤを履いているからです。

やっぱり、冬用のタイヤが必要なのかもしれないです。要検討ですね。

 

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お米も、きちんと荷崩れしないようにパレットに固定して、、、。

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と、準備をしたものの、コンテナ内でパレットが動いてしまうと

それはそれで問題が起きるという事で、結局はパレットから降ろして

コンテナ内に平らに積み直し・・・。集荷のドライバーさんも大変そう・・。

 

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集荷の日は晴天でホッとしました。

何はともあれ、無事に出発していきました。

鉄道コンテナで千葉に向かって、3泊4日程度の行程です。

 

自分も鉄道で、千葉まで行ってみたいですね。

寝台列車の北斗星や 新しくできる北海道新幹線、

札幌~青森のはまなすという寝台急行もいいかも。

 

 

フォークリフト大活躍

2015年01月24日

倉庫にフォークリフトがきました。

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さっそく倉庫の整理を開始しました。

 

人力だけで倉庫を片付けていましたが、

やっぱりフォークリフトですね。

もう、30kgの米袋を人力で何十何百と動かした

あの肉体的にも精神的にもきつい労働、まさに苦役から解放されるんです。

江戸時代から現代に労働のタイムスリップですよ。

 

と、喜んでいますが・・・。

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あっ!引っかけた!という事で、

お米の入った紙袋を破いてしまい、お米がこぼれる・・・。

だれもがやりそうだなと思う失敗を案の定・・・。

 

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破れをテープで補修して、中身は少々減りました。

この中身の少ない米袋は自家用に回すことにしましょう。

 

安全運転。

コンバインのメンテナンス

2015年01月20日

Q、突然ですが、下の写真はなんでしょうか?

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A、コンバインです。

もちろん、自分でバラしている訳ではないですよ。

 

The北海道ファームの所有するコンバイン、

稼働時間からみてメンテナンス時期だという事で

メーカーさんに点検に出しました。

車体から色々と部品をはずした状態で

必要なメンテナンスの説明を受けてきました。

安くはない費用が掛かりますが、

まだまだ機械を使うためには、大規模なメンテナンスも必要です。

メンテなしで使用して、作業適期に故障なんていうのも

大問題になりかねません。

 

しかし、機械関係の経費が予想以上にかかりますね。

でも、機械がないと仕事にならないわけで・・・。

コンバインの仕事を人力で考えたら何十人分も働いているから・・・。

 

 

事故!・・かもしれない話

2015年01月19日

先日、今季最大レベルの猛吹雪を体験しました。

大変な風と雪で視界30mレベル。

普通なら家から出たくない所ですが、どうしてもの仕事で農場へ。

 

猛吹雪の状況下、慎重に軽トラックを運転して農場に行く途中、

あと直線200mで到着というところで・・・

突然、軽トラックのフロントガラスが真っ白!視界なし!

ブレーキを踏んでも、タイヤが接地している感じゼロ!

スッーと音もなく車が滑ります!何が何だか解らない状態!

 

「こうやって土手から落ちるんだなぁ・・・。」

「怪我したらいやだな・・」

「落ちても誰も気が付かないよな・・・」

「車を助け出すのは、吹雪の後かな・・」とか

数秒の間に色々思い考えていました。走馬灯のようにという感じかもしれません。

その後、車は横を向いて停まり、何とか無事。

「あぁ、死ぬかもしれないな」とか思いながら農場で仕事を開始。

 

そんな猛吹雪も数時間で去り、夕方事故未遂現場を見てみると

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路上にひざ丈以上の吹き溜まり。ここに突っ込んだわけです。

そもそも、除雪しないと車が通行できず家に帰れないし・・。

 

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前からもう一度、こんな感じで突っ込んだんでしょうね。

いや、危ないところでした・・・。

 

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軽トラも、突っ込んだ衝撃でバンパー上まで雪が詰まっています。

夏の農作業、冬の雪道、年中ハードに使い倒される軽トラック。

 

いやいや大変な体験でした。安全運転。

 

 

 

 

 

除雪の日々

2015年01月12日

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ここ数日よく雪が降る栗山町です。

 

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会社の寮の前もこんな感じ。

積雪約70cm位、一般的な長靴の丈より上の積雪。

玄関まで近づけない状態。

 

という事で、毎日除雪。

家から出るために、家を除雪。農場に行けば農場を除雪。

寮も除雪機の使用限界を超えてしまう前に除雪。

毎日半日くらい除雪に費やしているような・・。

おかげで久し振りの筋肉痛。まだ要領が悪いせいですね。

 

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雪を積んである山もずいぶん高くなってきました。

それでも、北海道内では比較的雪が少ない地域ですが。

暴風雪

2015年01月08日

昨日の夕方からここ北海道栗山町でも暴風雪になりました。

夕方暗くなり始めると、雪と風で視界が極端に悪くなり、

50m先も見えない状態になることも。車の運転も非常に危険。

 

そんな中。

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すごいぞ!栗山町の郵便局の配達員さん。

確かに、チェーンも巻いてたし、スパイクタイヤかもしれませんが・・・。

そもそも、寒くはないのか?という疑問も。

こういう方のおかげで、The北海道ファームにも郵便が届けられるわけで。

その仕事ぶりには、頭が下がります。

 

で、暴風雪の一夜が明けて会社に来てみると。

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おそらく風がふきつけていた事務所入り口がこの様子。

もちろん、足元も吹き溜まり。ひざまで雪で埋まります。

 

当然、事務所の中に入りたいわけですが

除雪しようにも道具がこの中にある間抜けな状態・・。

ついでに、鍵穴に雪が入ったのか、凍りついて、

鍵が鍵穴に刺さらない状態。

 

 

なんだか、出勤して仕事を始めるまでが大変でした・・・。

 

 

 

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