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農場ブログ

農業の扉 しいたけ編

2017年02月06日

2016モンドセレクション金賞受賞の「北海道水芭蕉米」を作っている

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稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。

 

ご近所のしいたけ栽培施設でしいたけが続々と収穫されています。

DSCF7622

菌床栽培なので、1個の菌床からいくつものしいたけが取れます。

この写真の状態では、隣同士のしいたけが 接触しつつあるので間引き作業が必要だそうです。

 

 

DSCF7624

巨大しいたけ栽培施設なので、菌床が並んだ棚が回転しながらたくさん並んでいます。

まるで、巨大水車のような感じで縦方向にゆっくり回っています。

いったい何個の菌床が置いてあるのでしょうか?数万?数十万?圧巻です。

 

「なぜ回転させているのか」が、このしいたけ施設の最大のポイント。

回転させることで、「日照や温度、湿度」のかかり方が、均一になります。

(もし場所固定だと、日当たりがいい場所、悪い場所ができてしまう etc)

回転でどの場所でも栽培条件が同じになり、結果、均一なしいたけが出来上がると、いう事です。

 

ゆえに、発育不良で規格外になる物がほとんど出ないというメリットがあります。

(農産物の規格外品の多さは、知れば驚くものが多いです。規格外品を減らすのも農家の腕です)

 

室温も20度くらい?湿度も調製されていて、雪景色の外とは、大違い。

とても暖かい環境でした。まるで、温室にいるようで人間よりもいい環境のような・・・・。

 

 

DSCF7623

一日に収穫できる量も大量です。こんな感じで次々と収穫したしいたけのカゴが山積みになります。

 

DSCF7594

ここが、選別包装室ですね。

 

収穫したしいたけを、大きさや重量、汚れを確認しながらトレーに詰めています。

結構、繊細な調整が必要なようです。

 

DSCF7625

出来上がりです。

この状態でスーパーの店頭に並んでいるそうです。

農家の生産現場で、店頭に並ぶ状態にしているんですね。

 

なお、いただいたしいたけを食べました。おいしい。

普通の家庭用のガス台のグリルで、焼しいたけにして食べましたが、

しっとり感が、すごい。ぷりぷり感もすごい。堪能しました。

 

しいたけにも 鮮度が大切という事を初めて意識しました。

店頭で、売られている物ももちろんおいしいですし、それが普通と思っていましたが・・・・、

収穫から数時間、ビニールラップにくるまれることなく調理されたしいたけは、もうこれは絶品。

 

おすそ分けでもらったのが申し訳ない位。今度はお金を払って直売してもらおう・・・。

実は、しいたけ好きというか、キノコ好きな栗原でした。

 

なお、この施設で「マツタケを作れば 大儲けでしょ」といったら「作れない」とのこと。

菌床でマツタケを栽培するノウハウを開発できれば、大金持ちに!いまならチャンスかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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