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農場ブログ

田んぼの手入れ 来年のために

2017年11月06日

水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と

安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している

北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。

 

とうとうThe北海道ファームのある栗山町でもうっすらと積もるくらい雪が降りました。

もちろん、昼には融けてなくなりましたが、こうやって冬に近づいていきます。

それでもなんとか 冬前に計画していた田んぼの手入れの作業を 終えることが出来ました。

 

今年初めて行った、田んぼの地面への排水用溝掘り作業です。

初めて使う機械なので、取扱説明書を読みます。

中古機械なので、説明書が付属していませんがメーカーのHPに

説明書のデータがありました。という事でタブレットで説明書を読みながら

作業機を トラクターに取り付けます。

 

無事取り付けて試運転を してみます。

トラクターで、引っ張りながら地面を切りつけていく作業機なので、

地面に対しての、機械の角度が重要で、セッティングが合うまで苦労しました。

トラクターの走行速度も、大事なようです。

 

何とか、セッティングも及第点という事で、

あとはひたすら走行しながら田んぼに溝を掘りつけていきます。

深さ10cm 幅15cm位の四角い溝が掘られていきます。

 

稲株の列をまたいだり、微妙に曲がったり、

あるいは速度の変化によって、きれいに掘れないこともあります。

土質によっても、掘りやすい掘りにくいがあるようです。

 

ひととおりの田んぼに 溝を掘り終わりました。

前回の作業で、サブソイラを使い田んぼの地面に切り込みをいれ、

今回の作業で排水路を 掘りつけました。

 

いずれの作業も、来年の春の雪どけの時期に

大量にでる雪どけ水を 田んぼから効率的に排出する事で、

田んぼの地面をより早く乾かすという事を 目的にしています。

 

春の融雪期に 田んぼの地面が早く乾くことにより、

作業性の向上はもちろんですし、乾土効果といって土を乾かすことで

土中の窒素が出てきて化学肥料を減らすことが出来たり、

あるいは地温の向上など さまざまな効果が見込めます。

秋の時期に、色々と田んぼの手入れをしていますが、

もう来年のお米作りが始まっているという事ですね。

 

なお、サブソイラによる田面の切りつけと、排水溝の掘りつけと

両方行ってる田んぼは、ほぼ見かけない状態ですが、なぜでしょう?

去年までのサブソイラによる切り付けのみでも十分乾いていたので、

このダブル作業は、もしかしてやりすぎ作業なのかもしれません。

 

やりすぎるくらい、田んぼの手入れをして、

最高品質のお米作りを目指すThe北海道ファームなので、

決して 無駄ではないと思います。

 

 

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