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農場ブログ

凍り付く水 元気なにわとり

2018年02月13日

水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と

安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している

北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。

 

今朝は、マイナス10℃以下まで気温が下がったThe北海道ファームです。

天気が良いと、放射冷却で余計に冷え込むような気がします。

 

さて、鶏舎に来てみました。

靴の消毒おけは、ヒーターを投入して凍りつかない様にしています。

ちょっと写真では見えにくいですが、

あまりの寒さで20℃前後の水温ですが、湯気が立っています。

 

鶏舎に入っていくと、元気なにわとりたちのお出迎え。

入口付近に大集合して、こちらを見ています。

「大歓迎だ、かわいいなぁ・・・・」と言うのは飼い主の願望で、

実態は残念ながら「早くエサをくれ!」というだけです。

その証拠に、エサを与えるときれいに1羽もいなくなりエサ場に行ってしまいます。

 

で、とりからのプレッシャーを感じつつ、エサをひととおり与えたら、

次は、水を与える作業を 進めます。

ここからが、極寒の鶏舎での水作業、本題です。

 

給水器あるいは飲水器を、回収して洗浄消毒します。

水道は、凍結防止ヒーターと水落としで、使えるようにしています。

 

マイナス10℃以下の状況になると回収した飲水器も

中身の一部が凍りついています。

とりがいつでも水を飲めるよう、床に敷いたヒーターの上に給水器をおいて

温度を上げていますが、床から遠い最上部が凍るようです。

 

洗浄に使うブラシの毛が凍り付いて、固形化しています。

溶かさないと、ブラシの用をなしません。

ビニール手袋を洗う用の石鹸も、成分中の水が凍結。

きちんとノズルから出てきません・・・。

 

どうにか、溶かして作業を進めていきますが、ここでまた怪現象

洗う作業で、シンク周りに飛び散った水が、次々に凍結していきます。

シンク周りの水跳ねは、最後にふき取ればOKと思っていると、

凍り付いてふき取ることは、できません。

板状の氷がシンク周りに張り付いてカバーしている状態。う~ん。

 

何はともあれ、給水器を飼育ゾーンに戻して給水の作業も無事完了。

いくら寒くてもにわとりたちは、水を飲みます。量が減るという事もなさそうです。

天然の羽毛と、豊富な運動量で元気ですね。

年に数回、鶏舎の中がマイナス10℃以下まで下がると

水回りの作業に、色々と怪現象が起きてきます。

温かい時期には想像もしないような事態が起きるので、

結果的に独特のノウハウを身に着けてしまいました。

 

なお、マイナス10℃では、タオルを振り回しても瞬間冷凍はしません。

バナナで釘を打つのも、多分無理だと思います。

 

 

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どうぞ、ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

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