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農場ブログ

春先のいい田んぼは、手入れの成果

2018年03月28日

水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と

安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している

北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。

 

朝の見回りで、スタッフが田んぼを見ています。

「あぁ、いい田んぼだね。」

 

「ここは、どうもいけない田んぼだね」

 

写真で見ると分かりにくいですが、ポイントは、地面の乾き具合です。

1枚目の写真は、地面が乾いています。

2枚目の写真は、水があちこちに溜まっています。

 

春先の田んぼの良し悪しは、田んぼがいち早く乾燥するかという点です。

なぜ、乾燥が早い田んぼが良いとされるのかと言うと、「作業性」と「乾土効果」です。

 

「作業性」は、いかに効率的に田んぼを耕せるかと言う所です。

トラクターで、田んぼを耕そうとする時に地面が湿っていると、

水と土を練り合わせることになり、泥団子状にしてしまい、うまく耕せません。

もちろん、燃費も悪いしトラクターも汚れるしいい事なし。

田んぼが乾くまで作業延期になるので、忙しい時期に作業も遅れます。

その点、早く乾く田んぼは作業期間が長く取れるのでスケジュール的に早め早めの進行ができます。

 

「乾土効果」

これは、説明が長くなるので理屈は、検索していただいて。

田んぼが乾けば乾くほど、土中にある稲わらなどから

天然の肥料成分が発生して、稲の栽培期間中に生育を助けてくれます。

散布する肥料も減らせるので、経費削減にも寄与しますね。

 

他にも効果として、「地温の向上」による生育の向上などもあった気がします。

 

という訳で、春先に田んぼが乾くように、The北海道ファームでは、

色々と努力を重ねているわけです。

 

 

秋に稲わらを 全部田んぼから出して地面によく日や風が当たる様にしたり。

 

明渠という溝を 掘って田んぼの排水を良くしたり。

 

 

サブソイラという機械で地面に亀裂を作り、排水を誘導したり。

 

暗渠(田んぼの地中の排水管のようなもの)を整備して、土中の水を抜いたり。

などなど、出来る限りの手立てを尽くして、春先の田んぼの乾燥が進むようにしています。

 

The北海道ファームの場合、近所の先輩から

「自分も、田んぼの手入れをしたいけど人手が無からな~なかなかできないよ」

と、言われることもあるくらい、さぼらずに田んぼの手入れをしています。

「そんなに真面目にやらなくても・・・。」とあきれ顔で 言われたこともありますが、

The北海道ファームは、真面目の上にバカがつくほど、田んぼの手入れに取り組んでいます。

 

でも、おかげで田んぼの状態は、年々良くなって、

春先の田んぼの乾きは、かなり良くなってきました。

一部に、2枚目の写真のような乾かない田んぼもありますが、全体的にはいいです。

 

いい田んぼを見ていると、「今年もいいお米作りが出来そうだ~」と、

前向きな気合が乗ってきますね。

The北海道ファームの「バカ真面目」な米作り、今年も始まります。

 

~お知らせ~

バカがつくほど真面目に作った。

日本一おいしいお米コンテスト優秀金賞受賞のお米。

The北海道ファーム製品の全商品は、こちらから。

http://shop.thehokkaido-farm.co.jp/

どうぞ、ご覧ください。

 

 

 

 

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