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水芭蕉米栽培方法の特徴

「うまい米は、足音で育てる」

おいしいお米を作るためには、種まきから稲刈りまで毎日の見回りが欠かせません。早朝、田んぼが明るくなり始めるころから、夜半まで刻々と変わる田んぼを歩きながら、すくすくと成長する稲の状態を見守り「水は足りているかな」「栄養は足りているかな」と、心配します。その田んぼのあぜ道を歩く足音を聞いて、田んぼの稲たちは安心して育つことができるのです。そう、The北海道ファームでは、機械化、効率化が進む米作りの現場でも、米作りの大切な部分は、決してぶれることなくおいしいお米作りに取り組んでいます。そんな、The北海道ファームの北海道水芭蕉米の栽培方法、おいしさの秘密を少しだけご紹介します。

「苗半作~なえはんさく~土づくり」

おいしいお米を作るには、いい苗を作ること。それが一番大切なことです。そのことを指して、米作りの世界では、苗半作(なえはんさく)すなわち苗作りで、お米の味の半分は決まるといいます。中には苗八作(なえはっさく)八割は決まるという人さえいます。それほどおいしいお米作りには、いい苗作りが大切なのです。

いい苗作りには、いい土づくりが欠かせません。The北海道ファームが特に重視しているが、苗作りのための土の粒子を細かくすること。細かく均一な粒子の土は、苗の根の成長を助け、健全な苗作りに欠かせません。いい苗は、いい根っこなくしては、決してできないのです。そのため、The北海道ファームでは、育苗用のハウスの土を人の手でふるいにかけ、大きな土塊を細かく砕くという作業を行っています。もちろん人手も時間もかかり一般の農家では行わない作業ですが、手を抜くことなく取り組んでいます。

「苗半作~なえはんさく~環境管理」



温度管理データの例

いい苗を育てるには、生育環境が大切です。特にThe北海道ファームでは、育苗用のビニールハウスで苗を育てているので、ハウス内の環境管理は、生育の良否を決定づける大切な作業です。

苗にとっての適温を保ち、温度による障害を防ぐために導入しているのが通信式の温度計「おんどとり」です。育苗用のハウス一棟ごとに通信式温度計を取り付け、リアルタイムで温度を監視しています。このことにより、一日の中で、あるいは天候による温度変化を掌握し、先手を打った温度管理を可能にし 苗にとっての適温を維持しています。また、温度異常が発生するとスタッフの携帯電話に警報メールが届き、即時、温度調整の対応ができるようにしています。この苗の生育にとって適切な環境を維持することが、苗の健全な生育を促しおいしいお米作には欠かせません。時には、最新機器を使用することも、おいしいお米作りには必要です。

「田んぼ作り~土づくり」

豊作のまず手始めは土づくりという言葉があります。稲が生育し実を結ぶのは、もちろん田んぼです。その田んぼで大切なのはやはり土づくり。稲にとって必要な栄養や水はすべて田んぼの土から稲の根で吸収されます。そのためいい土は、いいお米になるためには欠かせません。The北海道ファームでは、土づくりにも、手を抜くことなく取り組んでいます。

たとえば、稲刈り時に出る稲わら、多くの場合には稲刈りと同時にコンバインで裁断して田んぼの地面に撒いてしまいます。撒かれた稲わらは、数年かけて分解し田んぼの土の栄養分となります。一見、良い様に思いますが、実際には稲わらの分解の過程で出る温室効果のあるメタンガスが、次年度の稲の生育を妨げ、また稲わら由来の過剰な栄養分がお米の食味を損なうなど、おいしい米作りには悪影響が大きくになります。そこでThe北海道ファームでは、稲わらを刈取り後の田んぼから排出することで、その悪影響を回避しています。また、その作業にもあえて小型の機械を使い、田んぼに機械の重量による負担をかけないよう配慮して行っています。この稲刈り後のワラだし作業がおいしいお米作りには欠かせません。

「水管理」

田植えから稲刈りまで、常に水が張られているよなイメージの田んぼですが 実はそうではありません。稲の生育に合わせて、こまめな水の調整がおいしいお米作りには欠かせません。The北海道ファームでは、水の管理にも細心の注意と惜しまず手間をかけ、お米作りに取り組んでいます。

たとえば、深水管理。稲の成長過程で、北海道の低温が生育に悪影響を及ぼす時期があります。その時期に必要なのが、深水管理、田んぼの水位を深くして水温で稲を守ります。

たとえば、中干し。稲の生育中に普段は水中にある稲の根元を酸素に触れさせ活性化させる作業です。
このような、必要に応じた田んぼの水位調整をスピーディに可能にするのが、田んぼの溝掘り作業です。夏の暑い時期、田んぼの泥に足を取られながら数キロも田んぼの中を歩き、田んぼの地面に水路を掘りつけていく作業です。大変な手間がかかるため 今では、溝掘り作業をする農家も少なくなりましたが、The北海道ファームでは、水の調整は、おいしい米作りには欠かせないとの思いから、欠かさず取り組んでいます。

温度管理も重要になってきました。田んぼの水は、水位の上げ下げだけではありません。最近の温暖化などの激しい気象変化の下では、田んぼの水温の管理も必要になってきました。特に北海道のお米は品種的に、高温には弱いという特性もあるので、田んぼの水が日光に暖められて高温になり過ぎると、稲が弱ってきます。そのため田んぼでも水温を測り、水温調整ににも気を配っています。

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