お米は、精米したてが一番おいしい状態です。お米は、玄米を精米し白米の状態にすると空気中の酸素の酸化作用により、短時間で食味が落ちていきます。おいしさを保てる期間は夏で2週間、冬で4週間程度といわれています。そのためお米屋さんなどの専門店では、販売するお米はその場で精米してお客様にお渡しするほどです。
The北海道ファームでは、精魂込めて作り上げた北海道水芭蕉米を一番おいしい精米直後の状態で皆さまにお届けするために、窒素充填包装の2合詰という方法でお米を包装しています。
窒素充填包装とは
私たちが呼吸する大気中は、約20%の酸素と約80%の窒素が含まれています。この中で酸素がお米の劣化、食味の低下の原因となります。そこで劣化の原因となる酸素を限りなく少なくするためにお米の袋の中に窒素を充填する方法が 窒素充填包装です。当社の窒素充填包装では、残留酸素濃度を0.5%以下に下げ食味の劣化を防いでいます。また、酸素により劣化を防ぐことから長期間にわたり、精米直後のおいしさを保つことができます。
なお、窒素ガスの安全性については私たちが呼吸する大気の約8割が窒素ガスであるように、人体にとって安全です。また、窒素ガスは、無味無臭で安定した気体であることから、品質の保持を目的として多くの食品で使われています。たとえばスナック菓子の袋に充填されているのも窒素ガスです。
窒素充填包装のメリットを活かす2合詰
窒素充填包装により精米後のおいしさをそのままにお届けするために、2合(約300g)ごとの小分け袋を使用してお米を包装しています。窒素充填包装で鮮度を保つことが可能なのは、お米の袋を開ける時点までです。開封してしまえば、お米の劣化を招く酸素に触れてしまいます。そのため5kgのような大容量の袋では、開封から食べ終わるまでの期間でお米が劣化してしまいます。
2合詰の袋であれば、一般家庭が1回で炊飯する量になり、開封しすぐに召し上がっていただけるので、精米直後のおいしさをそのまま味わっていただくことができます。2合詰の袋も北海道水芭蕉米のおいしさをお届けするための大事なポイントです。