The北海道ファームの水稲担当の栗原です。
今年は、雪解けも早く水田の乾燥が順調に進んでいます。
水田の乾燥は、作業上非常に大切な要素なのです。
ひとつは、土が乾く事により土中の成分が向上する「乾土効果」、
もうひとつは、水田が乾燥しているトラクター作業が効率的にできるという点。
説明すると長文になるので省略するとして
とにかく「春に田んぼが乾くとイイ!」という事です。
つまり、お米を買いにお米屋さんに行ったときに
「今年の北海道米は、春先に田んぼが乾いているから期待できるね」というと
お米屋さんとしては「むむっ!只者ではない!」とおいしいお米を出してくるかも・・・。
そんな、順調に乾燥が進んでいるThe北海道ファームの田んぼで、
今年の一発目の本田作業をしました。
ブロードキャスター(≒肥料散布装置)でのケイカルの散布です。
トラクターにブロードキャスターを取り付けます。
粒状ケイカルを、計画量投入して、
田んぼに散布していきます。
反当120kgで投入しています。(←事情通読者向け情報)
このケイカルを散布することにより、稲が健全に育つという効果が見込めます。
稲の茎がしっかりしたり、モミガラが硬くなったり、強い稲になるという感じでしょうか。
もちろん、食味の向上にも欠かせませんよ。
健康な稲に、おいしいお米ができるわけです。
で、伝統のこれ。
豊作祈願、ケイカル手撒きの儀式。・・・・・・。
冗談です。積み込み時にトラックの荷台にこぼれたものを
もったいないので田んぼに投入しているだけです。
とりあえず、試運転で半分くらいの田んぼで作業をしました。
なんだか本格的に田んぼシーズン到来の気分です。
近所のお米仲間もソワソワしているような。