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農場ブログ

苗の行方は?

2016年06月02日

2016モンドセレクション金賞受賞の「北海道水芭蕉米」を作っている

The北海道ファームです。→詳しくはこちら 真面目にお米を作っています。

 

田植が終わりったこの時期に寒波がきて寒い北海道栗山町です。

今日は、事務所に出勤したら室温12℃、ストーブをつけています。

田んぼは、風も強いのでさらに寒く感じます。稲がかわいそう。

 

先日、質問が来ました。

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田植の時に「ハウスに残った未使用の苗はどうするのですか?」という質問です。

 

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答えは、「処分します。」です。

 

一部は、さし苗と言って田んぼの補植(=手植え)に使用しますが、大部分は処分。

ハウスの片づけ時に、ハウスから搬出して抜き取って捨てます。

DSCF5067

種もみの仕分けから2か月もの間、毎日面倒を見たスタッフには涙の作業。

「水温が0.5℃低い。暖めろっ」とか「ハウス温が高すぎる。換気だ」

赤子の面倒を見るがごとく気を使いお世話をした苗。

余ったからと言って、手のひら返しで処分するのは忍びない・・・。

でも、他に使いようもないので、やむなしですね。

家庭菜園で使えるわけでもないし。

 

じゃあ、田植えで使い切れば・・・、と言われますがそれは無理。

The北海道ファームの場合、生育不良やトラブルに備えて全体の5%くらいは多目に苗を育てているし。

苗をぴったり使い切って田植え終了というのは、超職人芸。ほぼそんな人はいないと思います。

 

千葉から来ていた実家が農家のスタッフに冗談で

「ななつぼしの苗が余っているから千葉の田んぼに植えてみたら」と提案しましたが

あえなく却下。まぁ千葉でも田植えも終わっていますしね。

 

片づけ作業の中でも、この苗の処分はどうも心境が複雑ですね。

H社員いわく「昨日まであんなに面倒見てたのにいらなくなったらさようなら。冷たいひと」だって。演歌か。

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