2016モンドセレクション金賞受賞の「北海道水芭蕉米」を作っている
The北海道ファームです。→詳しくはこちら 真面目にお米を作っています。
田植が終わりったこの時期に寒波がきて寒い北海道栗山町です。
今日は、事務所に出勤したら室温12℃、ストーブをつけています。
田んぼは、風も強いのでさらに寒く感じます。稲がかわいそう。
先日、質問が来ました。
田植の時に「ハウスに残った未使用の苗はどうするのですか?」という質問です。
答えは、「処分します。」です。
一部は、さし苗と言って田んぼの補植(=手植え)に使用しますが、大部分は処分。
ハウスの片づけ時に、ハウスから搬出して抜き取って捨てます。
種もみの仕分けから2か月もの間、毎日面倒を見たスタッフには涙の作業。
「水温が0.5℃低い。暖めろっ」とか「ハウス温が高すぎる。換気だ」
赤子の面倒を見るがごとく気を使いお世話をした苗。
余ったからと言って、手のひら返しで処分するのは忍びない・・・。
でも、他に使いようもないので、やむなしですね。
家庭菜園で使えるわけでもないし。
じゃあ、田植えで使い切れば・・・、と言われますがそれは無理。
The北海道ファームの場合、生育不良やトラブルに備えて全体の5%くらいは多目に苗を育てているし。
苗をぴったり使い切って田植え終了というのは、超職人芸。ほぼそんな人はいないと思います。
千葉から来ていた実家が農家のスタッフに冗談で
「ななつぼしの苗が余っているから千葉の田んぼに植えてみたら」と提案しましたが
あえなく却下。まぁ千葉でも田植えも終わっていますしね。
片づけ作業の中でも、この苗の処分はどうも心境が複雑ですね。
H社員いわく「昨日まであんなに面倒見てたのにいらなくなったらさようなら。冷たいひと」だって。演歌か。