2016モンドセレクション金賞受賞の「北海道水芭蕉米」を作っている
The北海道ファームです。→詳しくはこちら 真面目にお米を作っています。
稲の生育が進んでくるにつれて、田んぼの水位を上げていく深水管理をしています。
写真では、よくわかりませんが現在水深は15cm程度。
通常は5cm程度が標準なので、約3倍の水深ですね。
この深水管理は、水位を段階的に上げていくので水深の把握が大事です。
そこで登場するのが、The北海道ファーム秘密道具!
「水見ぼっこ!」
まぁ、単なる棒に10cmごとにテープで印がつけてあるだけの道具です。
※注 「棒」ではありませんよ。「ぼっこ」ですよ。
このように 田んぼの水に差しこんで目印のテープを見て水深が図れます。
写真では、水面の反射で見えないですがこの場合水深約15cmです。
おお!便利!
ちなみに、水田に差し込んで水深を確認する水深測定板という正規な道具もあります。
が、これだと田んぼの中でどこかに差し込んで固定して その場所で水深を
測るという使い方なので、差し込んだ場所の水深しか測れません。
The北海道ファーム秘密道具の
「水見ぼっこ!」なら、見回りの時に携帯して田んぼのあちこちに
差し込んでみて水深を測ることができます。
そう1枚の田んぼでも、こっちでは水深15cm、あっちでは水深18cmとか
複数の場所で測ることによって、「この田んぼは平らではないな~」という事が判ってしまいます。
だからどうするという訳でもないので、実は複数個所で測る意味は、それほどないですが
自分の田んぼをより深く知るという意味では、無駄ではないのかなと思っています。
興味本位?そうかもしれませんね。
北海道サイズの1辺が100mオーバーの田んぼでは、
1面すべてが同じ深さという事は、なかなか無く たいてい数cmの高低差があります。
水を入れたいときはスムーズに入り、水を切りたいときもスムーズに出ていく傾斜があると一番いいので、
水の取り入れ口が高くて、排水口が低いパターンでその差2cmなんていうのは、理想的かもしれません。
一見、平らに見える田んぼも実は地面はでこぼこなんですね。
あまりにも高低差があると、耕作にも支障をきたしますが、
100m超の長さの田んぼで数cm程度なら誤差の範囲で大丈夫だと思います。
完璧に平らにしたい場合は、GPSを利用した均平を出す機械もあるんですけど、
今のところそこまでは、しなくていいようです。
深水管理の秘密道具の紹介でした。
~おまけ 趣味の1枚~
町内某所に埋まりかけているかっこいいトラック。
お好きな方にはたまらない「草ヒロ」ってやつです。
きれいに直して乗り回したい所ですが、ここまで来ると大変そう。
う~ん。もったいない。