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農場ブログ

2度目の中干しです

2016年08月02日

2016モンドセレクション金賞受賞の「北海道水芭蕉米」を作っている

The北海道ファームです。→詳しくはこちら 真面目にお米を作っています。

 

深水を終了して、田んぼから水を抜きました。

そのまま、田んぼ中の地面が乾くように数日間水をいれない本年2回目の中干しに入りました。

 

田んぼに水を入れないことで、普段水中にある稲の根元まで空気に触れ

稲の根を含めて活性が上がる効果があります。

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こんな感じで、稲が根元まで空気中に出ています。

深水管理で腰まで水につかっていた稲が

体全体で酸素を吸いこんで、一息ついているわけです。

健康体の稲を作るためには、やっておきたい作業の一つです。

 

同時に、田んぼに地面を地割れができる位まで乾燥させます。

DSCF6031

約1cm程度の地割れで、稲の根が切れないくらいが理想的です

この地割れを入れておくと、秋に稲刈りに向けて田んぼの水を抜く時に

地割れで水が抜けやすくなるので、田んぼの地面の乾燥を促進する効果が期待できます。

 

田んぼの地面を 乾燥させる目的は、土質の件など色々ありますが、

メインは、大型のコンバインが支障なく走れるようにすることです。

田んぼがドロドロの沼地状だと、さすがにコンバインも行動不能になりかねません。

重量が3トン~4トンもあるコンバインがモミを満載して田んぼを走り回るので、

地面が硬くないと、沈み込んだり掘り返したり田んぼを痛めてしまいます。

 

そのため、ここで稲刈り時に田んぼの地面が乾燥するように、地割れを入れておきたいわけです。

 

 

教科書どうり、理想的な事を狙って中干しをしているものの

実は、中干しを初めて雨、雨、豪雨、曇り・・・・・・・。ぜんぜん乾きません。

水は、抜いてあるものの地面はしっかり水分を保持。ドロ状です。

 

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そんな天気で数日間。

もう、稲の穂が出てきてしまいました。

 

DSCF6027

順々に穂が出ている田んぼが増えてきます。

 

穂が出てくると、花が咲き、この時期には稲が水を欲するので

中干し終了で、田んぼに水を入れなければいけません。

ちなみにこの時期の水を「花水」と風流な表現をします。いい表現です。

 

雨続きの天気の兼ね合いもあって、田んぼの地面を乾燥させる事ができないまま中干し終了へ。

稲刈り前の時期に晴れが続けば、地面に地割れが無くても乾くので問題はないんですが・・・。

雨が続くと、「あの時、地面に地割れが来るまで干しておけば・・・・」という事になるかもしれません。

 

ただ、穂を出してきた稲が水を欲するのも健康な稲作り上、

無視できないので生育を見ながら、順番に入水していくことになります。

 

ぎりぎりまで入水を待ちたい地割れさせたい!

稲は水をくれと言っている! 悩みます。

 

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