2016モンドセレクション金賞受賞の「北海道水芭蕉米」を作っている
The北海道ファームです。→詳しくはこちら 真面目にお米を作っています。
さて、稲作農家における一大イベント!坪刈りをしました。
いままで、ブログにたびたび「坪刈り」という言葉が出てきていましたが、その坪刈りです。
いままで「坪刈り???」だった農家外のみなさんにも解るように書いてみます。
まず、「坪刈り」の目的は、収穫量の調査ということです。
まずは、鎌と坪刈り用のコンパスを準備し、一人1セット持ちます。
坪刈りをする田んぼに道具をもって入ります。
サンプル調査なので、3~4枚に1枚の割合で、調査に入る田んぼを決めてあります。
坪刈りをする田んぼ1枚につき3か所、決められた地点に刈取りに入ります。
写真でいえば、後ろの青い服の人が全体を見渡して刈取り位置の指示役です。
この時に以前に立てた旗が目印になります。
立てた旗の延長線上に刈取り位置が来るわけです。
刈取り場所では、先ほどのコンパスを使用して、
ぐるっと円形に1周、稲を刈り取ります。
株が全部円に入る場合は簡単ですが、半分だけ円にかかる時は半分だけ刈ります。
ついおまけで多めに刈りたくなりますが、調査なのでそうは行きません。厳しく刈ります。
刈り取った稲を 抱えて回収してきます。
1枚の田んぼから3か所刈り取って、ひとまとめにします。
自分たちの場合は、10数枚この作業をします。
だいたい午前中いっぱいの刈り取っている感じです。
田んぼごとに刈り取ってきた稲を 脱穀機をつかいモミを外します。
その外したモミを 量りで測って重さを測定します。
その田んぼごとのモミの重さで計算式で 収量が出てきます。
たとえば、モミが1900gの場合、予想収量は448kgとなります。
その数字で、個人的には「今年は豊作!」とか色々と出てくるわけです。
で、地域の中で「一番多い!」とか「一番少ない・・・。」とかそんなのも出てくるわけです。
で気になるThe北海道ファームの予想収量は、「435kg@10a」 「7.25俵@1反」です!
思いきりよく、ブログに書いてしまいましたね~。自分の事だからかいてもいいという事で。
業界的にもなんでよ?とざわつく感じの数字ですね~。
ちなみに、地域でビリ!一番少ない収量です・・・・。地域平均から見ても少ないですね。お見事!
The北海道ファームで狙った作り方から言って、予想以上に量は取れている感じなんですが。
まぁ 収量は一つの指標として大事なので毎年楽しみにしていますが、
年々減ってくるThe北海道ファームの収量調査・・・・。いいんです!
米作りの判断基準は「質と量」ですが。質もいい量も多いは理想ですが これがなかなか難しい。
The北海道ファームの方針は、「量は捨てて質を狙う」なので量が減るのは、まぁいいわけです。
問題は質!質がイイかは、精米までして白米のならないと解らないので 今の時点ではわかりません。
見た目的には「いい感じ」に仕上がっているんですが。
今年度のお米、おいしいかどうかの確認は、もう少し後です。楽しみ。