2016モンドセレクション金賞受賞の「北海道水芭蕉米」を作っている
The北海道ファームです。→詳しくはこちら
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
The北海道ファームのある北海道栗山町、今朝はずいぶん冷え込みました。
いつも、出勤前に軽トラックを15分ほど暖気運転をして暖めておくんですが、
今日は、いつもの時間では、フロントガラスの氷は解けず、車内も寒いままでした。
こんな、冷え込んだ日に起きる定番のトラブルがこれ。
鍵穴が凍りついて、鍵が刺さりません。
当然、開錠できないわけで、精米工場に入れません・・・・。
このドアの鍵は、なぜだか内部に水分が入ってしまって、氷ついてしまうんです。
他は、、そんなことないのに、風向きで雪があたるのか、
もともと以前から水が入っていたのか原因は謎です。
「ドアが開かないから、今日は休み」そういう訳にも いかないので、
取り出すThe北海道ファーム秘密道具がこれ。
ガスバーナー!
お墓詣りでお線香に火をつけるのに便利な道具。お線香に火をつけて祈る・・・・わけでは、ありません。
寿司ネタをあぶって、炙り寿司をまず食べる・・・・わけではありません。
寒さで、つまんないことを言い始めたのは、事実です。
この際、氷ついたドアノブ、鍵穴を強制的に熱してしまいます。うーん、荒っぽい。
ちなみに、マイナスの気温化ではバーナーもボンベを温めないと
上手にガスが気化せずに着火しません。
無事?開きました。
これで、仕事ができます。あぁ真面目だな。自分をほめます。
中に入って、作業場の温度計を見ると 室温マイナス10℃。寒いわけです。
こんな寒い日は、人間にとっては過酷ですが、お米にとってはいい日です。
玄米を白米に精米するときに、精米機内でお米同士の摩擦熱が発生して、
米粒に温度がかかってしまい微妙にお米の品質に影響がでます。
しかし、低い気温での精米では、その精米時の熱がすぐに発散して、
低温精米状態に自然となります。
つまり、精米熱で白米の品質に与える影響が最低限で済むという事です。
真夏日のような日に精米をすると、精米後の白米がいつまでも温かく、
「あ~お米に良くないな」と言うのは、だれでも判りますよ。
という事で、気温が低いこの時期は、精米作業にうってつけ。
人間は寒いものの、お米にとって快適ならそれでいいんです。
人間は、厚着をすればいいという事で・・・。