2016モンドセレクション金賞受賞の「北海道水芭蕉米」を作っている
The北海道ファームです。→詳しくはこちら
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
先日、ビニールをかけて準備を進めている育苗用のビニールハウス、
今回は、ビニールハウスの中の地面の準備をしました。
今年は、ご近所の大先輩からアッパーロータリー(トラクターの作業機の1種)を
拝借してハウスの中の地面を耕すことになりました。
まずは、トラクターをハウス作業に使えるように準備します。
フロントのバケットを外したり、色々と部品を外し、ハウスの中に入れるようにします。
が、ここで予想外の大苦戦。
今まで、長年はずしたことがないと思われる部品を 外そうとしたら・・・・・取れない。
サビサビで、抜けるはずの所が強力に固着。まいりました。
オイルをかけたり、ハンマーでたたいたり数時間かけて悪戦苦闘。
なんとか、外して準備OK。なんだかんだで1日かかってしまいました。
気をとりなおして、翌日朝から、ハウスの中にトラクターを入れて耕していきます。
「アッパーは、ゆっくりかけるのがポイントだよ」
大先輩のアドバイスもあり、じっくりと作業をすすめます。
しかし、いつもながらこのハウスの中のトラクター作業は、難しいです。
ロータリー(トラクターの後ろで引っ張る耕す機械)のハジを、
ハウスのフレームの内側すれすれに通していく作業なんですが、これが難しい。
フレームすれすれを狙うんですが、フレームをひっかければハウスを壊すし、
フレームから離れれば、地面に耕せないところができるし。
自動車でいえば、車幅すれすれ両脇の余裕数cmの路地を 延々と走る感じと言うか。
何かのタイミングで、ハンドルを間違えると赤線の中のように
耕せていない部分ができてしまいます。
ハウスの中の地面は、両脇ぎりぎりまで使うので、耕し残しは困ります・・・。
ただ、「まっすぐに走ればいい」はずなんですが、それがなかなか・・・。
ハウス全5棟のうち、自分なりにいい感じの出来は、2棟でしょうか。
後は、手作業で修正に入ればOKという事にします。
作業に慣れてきたころに、作業が終わりまた来年という事になりました。
来年まで、この作業の感覚が残っているといいのですが、忘れるんですよね。
今回の作業で活躍したトラクターは、クボタのL4202。
1980年前後のトラクターです。
外装は、年代相応のヤレ具合ですが、
約40年前のトラクターが現役で仕事をするのだから大したものです。
時代を感じさせる、エンブレムもGoodですね。
時間ができたら、もう少しきれいに手入れをしたいところです。