2016モンドセレクション金賞受賞の「北海道水芭蕉米」を作っている
The北海道ファームです。→詳しくはこちら
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
先日から浸種(しんしゅ)に入っていた種もみです。
約10日間の間、水に浸けて種もみを活性化するような作業です。
The北海道ファームは、基本に忠実に温度管理も手を抜かず、
サーモスタッドとヒーターで温度管理を厳密に しています。
上が現在水温で11℃、いい線だと思います。
下が設定水温で10℃になっています。
10℃を切るとヒーターが入り水温をあげ、
水温が上がると自動でヒーターが切れるという設定です。
この状態で、何度か水を変えながら10日間ほどおき
浸種作業は、終わりです。
続いていよいよ、催芽(さいが)の作業。
催芽と言うと難しいイメージですが、芽だし(めだし)とも言います。
種もみに温度をかけて、芽をだす作業です。
32℃に設定したお湯に、なんと「お酢」を 入れます。
「お酢」を入れることで、殺菌作用が働き種を消毒することができます。
そのことで、稲の病気を防ぎ健康な稲作りができるという手法です。
従来から多くの農家では、「農薬」を使って種もみを殺菌する方法が行われていますが、
The北海道ファームでは、減農薬の取り組みとして「農薬」を使わない「お酢」による
種もみの消毒を 行っています。
それにしても「お酢」の殺菌力はすごいですね。
「お酢は体にいい」なんてよく言いますが、稲の種もみにまで効き目があるとは・・・。
お酢を混ぜた温水に 浸種が済んだ種もみを入れます。
その後、きちんとカバーをかけて約24時間、種もみが芽を出し始めるのを待ちます。
もちろん、温水の温度管理はきちんとしています。
さて、無事に種もみが芽を出してくれるといいのですが・・・・。
手順はきちんと踏んでるので無事芽が出るはずですが、毎年緊張の作業です。
なんとなくソワソワする芽だし作業、しばらく落ち着かない日々が続きます。