水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
6月は、雨が多く日照が不足した感じですが稲も何とか育ってきました。
水田は、水を張りっぱなしのプールみたいなイメージを 持つ方が多いのですが、
実は、稲の生育に合わせて何度か水を抜く時期があります。
「中干し」とか「土用干し」と言われています。
稲全体を 空気にあてて根も含めて酸素を吸わせ元気にするイメージです。
6月のこの時期、中干しの1回めをするために水を抜きます。
写真のように 排水口を開けていきます。
相当な勢いで 田んぼの水が排出されていきます。
十数枚の田のぼから水を落としていくと、大量の水が排水路に流れていきます。
こういう風に大量に田んぼから水を流すと、問題になるのがここ。
意味不明な草むらですが、実はこの下にThe北海道ファームの田んぼの大部分からの
排水が集中して流れていく水路があります。
そんな大事な排水溝が、草むらに埋まっていると洪水の原因になります。
というわけで、草刈りをしてみました。
排水路は、見えるようになりましたが案の定、洪水状態で
水路から水があふれています。
流れが良くなるように もう少し掃除をしないといけませんね。
半日かけて、水路をさらってはみ出した草の根や泥を掃除しました。
流れを悪くしていた最大の原因は、ブルーシートが詰まっていました。
う。多分風で飛んできて、そのまま水路に詰まっていたのでしょう。
いい感じで洪水も収まって、排水路が順調に流れ出しました。
これで、田んぼの水を ガンガン排出できるぜ!
やっぱり、排水路や用水路の整備は、大切ですね。
ちなみのこの水路、去年までは近所の水田仲間が掃除していましたが
その方が農家を引退したので、今年は僕たちが掃除しました。
担い手の農家が減ると、水路維持などの作業負担が他の農家に行ってしまう。
そんな、農家減少の影響を実感する水路掃除でした。
このまま農家が減り続けると、1件当たりの用水路などのインフラ維持への労働が増えていき、
最後には、インフラ維持ができなくなり、雨が降るたび用水があふれて大洪水。
そんな未来も、遠くないかもしれません。
The北海道ファームも地域の一員として、
地域のインフラや共同体の維持に 微力ながら協力していかないといけませんね。
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