水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
ここ数日、晴れが続いて稲が日に日に成長しています。
田んぼでの稲の生育には、日照は欠かせないので晴れが続くとイイですね。
ところが、The北海道ファームの田んぼの中には、日当たりが悪いところがあります。
写真のようなところですね。
斜面に生えている木が大きくなって、稲が日陰になってしまいます。
写真のまるで囲んだ範囲が、午前中いっぱい日が当たらないという状態。
日当たりがいいところの半分の日照時間しかありません。
そうなると、稲の生育や地面のコンディションに微妙に影響が出てきます。
稲の生育が遅れたり、地面が乾きにくかったりします。
結果、収穫後にこの部分の稲から取れるお米が規格外になってしまったり、
地面が乾かない事でコンバインがここのぬかるみで汚れたり、
日当たりが悪いことで、全体の品質や作業性にも悪影響が出やすいです。
という事で、思い切って伐採してしまいます。
田んぼの日当たりに影響するところを、切ってすっきりしました。
これで、稲への日当たりも改善するでしょう。
根元から切り倒せばいいようですが、斜面地なのでこの木の根が
斜面の土止め、崩れ防止に役立っているので、切り倒すまではできないです。
木を切った→がけ崩れ→田んぼが埋まる となるとマズイので・・。
米作りの基本として、田んぼ土壌や日照、水などの条件をなるべく揃えて
稲の生育が ばらつかない様に 均一に育てる事は、非常に大事です。
稲の場合、稲刈りは1枚の田んぼ全体を 一斉に刈り取るので、
生育が遅れている所は、まだ青い米の製品にならない状態で刈り取ってしまいます。
そうなると、お米の製品化をする過程で、規格外米がたくさん出てしまいます。
この規格外米をなるべく減らすことが、収益向上の基本でもあるので
米農家としては、均一に生育させてベストなタイミングで収穫を目指すわけです。
という事で The北海道ファームもお米を均一に育てることができるよう
田んぼの日当たりにも 気を使いながら稲のお世話を しています。
こういう、一つ一つの小さな積み重ねが いいお米に結び付いてくるわけです。
小さなことからコツコツと、手を抜かない米作りに真面目に取り組んでいます。