水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
The北海道ファームのある、北海道栗山町旭台。
今冬最初の積雪です。気温はマイナス2度くらいです。
この雪は、まだ根雪にはならないと思いますが、いよいよ冬が来ますね。
雪前に何とか終えておきたい仕事におわれて、師走なみの忙しさです。
と、待ちわびていたぶどうの苗が届きました。
急遽の注文に、在庫を都合して出荷してくださった貴重なぶどうの苗。
ありがたいことです。
実は、箱を見た瞬間、見慣れた6.25のアレに見えてしまった・・・・。
という事で、積雪を承知でぶどうの苗を仮植えしました。
ぶどうの苗には、秋植えがいいようですが、あいにく当地は寒地なので
秋植えすると、冬の間に苗木が凍害でダメになる可能性が非常に高いという事で
仮植えをすることにしました。
農場のある栗山町付近では、土の凍結する深さは、約30㎝位という事で、
地面に40cmの穴を掘っていきます。
と言ってもまずは積雪をどけて、地面を出して、そこから穴掘り。
畑地な上に、土が湿っていてユンボも入れないので、人力!
湿った土の 重い事。乾いた土で作業をしたかったですが、天候がそれを許さない。
久しぶりの、完全人力穴掘り作業に、極寒でも汗をかきます。
休むと汗が冷えて風邪を引くので、休まず作業・・・・。う~ん。つらい。
掘った穴、というか溝状の所に 大事な苗木を並べていきます。
※写真でいうと、奥の方です。
そのあと、土を40cmの厚みになる様にかけていきます。
土中に隙間なく、苗木を埋め込むのがコツという事で、意識しながら埋め戻します。
雪が混じると、土中に空間ができるので雪の埋め込みもNGです。
結構 気を使います。
※写真でいうと手前の方です。
さらに、霜よけや保温のための ムシロを上にかけます。
飛ばない様に、杭で押さえてあります。
すぐ過保護にしたがるThe北海道ファームは、
「上に断熱剤を引いたらよさそう」と思いましたが、どこにもそんな方法はないようです。
断熱材で蒸れて(断熱材は通気性が悪いものがほとんど)でカビが出たりしても良くないし、
素人の浅知恵よりも、苗木農家さんのアドバイス、テキストの方法に素直に従います。
まずは、基本の手法でやってみます。
ほんとうは、濡れた地面で作業をしたのも気になりますが・・・。
こんな感じで、ブドウの苗の仮植えが完了。
一部、ムシロが足りないところは、稲わらをかぶせました。
稲わらかぶせの方法も実際にあるので比較実験にもなりそうです。
後は、この上に雪が積もって保温されれば、OKなはずです。
The北海道ファームのある栗山町は、厳寒期でマイナス15℃くらいになりますが、
ぶどうの苗木には、頑張って冬を超えてほしいです。いや超えてくれないと、困るな。
これで、来年の雪解け後、ある程度気温が上がり
ぶどうの苗木が 休眠から覚め芽吹くタイミングで本植付をする予定です。
The北海道ファームのワイン計画 最初の1歩と相成りました。
さて、まずはぶどうの収穫までを目標に、数年がかりで取り組んでみます。
はたしてワインまでたどり着くのは、いつになるのか?
栗の木を育成中の、「栗山町で栗原がつくった栗ごはん計画」と並ぶ
長期計画になりそうな「The北海道ファーム 農家の自家製ワイン計画」です。
とりあえず6年後のThe北海道ファーム株式会社の開業10周年記念パーティーは、
「自家製ワインで乾杯!」というのを目指します。楽しそうだ。
なお「ぶどうとワインをなめんなよ」と、言われそうな目標ですが、お許しを。