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農場ブログ

いよいよ雪の季節 ありがちな失敗

2017年12月08日

水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と

安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している

北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。

 

先日の農場の様子です。

晴れて、日がさしても雪が解けないように なってきました。

そろそろ根雪になりそうなThe北海道ファームの周りです。

北海道の中では、比較的積雪が少ない地域ですが、

それでも、いよいよ雪の季節がやってきそうです。

 

 

ということで、雪の季節に活躍する除雪機をとりだして、試運転をしてみました。

まだ湿った重い雪なせいか、いまいち調子が良くない感じです。

除雪機の中に、雪が貼り付くというか・・・。

 

というわけで、構造を見ながらばらしていきます。

手順を踏めば簡単にばらせるような構造でした。

 

雪が張り付いてしまう所を見ると、傷だらけ。塗装も剥げていたりします。

この傷に雪が引っかかってしまうんですね。

除雪の時に 石などを巻き込んでしまうのが原因と思われます。

まぁ、使っていたらしょうがない傷です。

雪国ネィティブの皆さんからの「扱いが下手だからだ」

というツッコミは、なしでお願いします。

 

傷を含めて、除雪機の雪が通る所に、この「離雪シリコンスプレー」を

吹き付けてみることにします。

これを塗布する事で、表面が滑るようになり雪がくっつかなくなるそうです。

 

天気もいいし塗装日和な気もしますが、外気温はマイナス3℃位。

塗料がきちんと乾燥するのだろうか?一抹の不安がありますが、塗装してみます。

缶スプレーの塗料なので、低温すぎるとうまく吹き付けられないので、

室温で缶スプレーを 温めておいて、短時間で吹き付けました。

あとは、乾くのを待って組み直せば、OK・・・だと思っていました。

 

が、しかし、偶然通りがかったご近所さんから、魔の一言。

「これさ、オーガのパーツ、左右わかってる?逆につけると雪を飛ばさないよ」

ガーン!言われてみれば、その通り・・・・。

ばらす前に写真を撮っていなかった・・・。

 

※除雪機マニアでないと意味不明なので、少々解説。

オーガの部品と言うのは、この部品。これが回転しながら雪を除雪機の内部に

取り込んで、その雪をプロペラで飛ばすというのが除雪機の基本構造です。

雪を取り込んでいくように、回転方向が決まっているので、

左右逆に取り付けてしまうと、取り込むはずの雪を逆に押し出す方向になり

除雪機が全く機能しなくなるわけです。

 

 

「まぁ左右で確率2分1だから、自分を信じて組み付ければOKだよ」という暖かいお言葉・・・・。

 

もし逆に組み付けてしまうと、どうなるかと言うと。

「よーし、雪が降ったし除雪をしないと、車が動かせないぞ。やるか!」と

完全防寒姿で早朝暗いうちから寒い中で除雪機のエンジンをかけ、いざ開始!

と、その瞬間、雪が全然飛んでかない・・・・。むしろ山になるだけ・・・・。

うーん。これはショックですね。

さらに、降りしきる雪、極寒の早朝、薄暗い中で除雪機をばらして、

オーガの組換作業に小一時間・・・。あ~ヤダヤダ。そんな事には、なりたくない・・・・。

 

しょうがない、説明書かカタログか、ネットのHPでもみて

オーガの回転方向がわかる写真でもないか探してみよう。

あとは、自分を信じて組み付けだ・・・・。

 

さてさて、どうなるでしょうか?

皆さんも、初めてばらす機械は、写真を撮りながらばらした方がいいですよ。

戻せなくなると、修理を頼むのも恥ずかしいから。

 

 

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