水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
9月20日ごろから始めていたThe北海道ファームの稲刈り作業。
9月29日、台風が来る前に 大きなトラブルもなく終えることができました。
今年のお米作りも、皆様のご指導のおかげで田んぼでの作業が終わりました。
ありがとうございました。
今年の稲刈りでは、僕自身刈取りで田んぼに出ることは、なく
倉庫に閉じこもって乾燥作業をしていました。超インドア派農家でした。
今年導入した乾燥機、50石入りの遠赤外線タイプ 2台です。
昨年までは、提携農場さんに乾燥行程を お願いしていました。
今年から、自社農場で乾燥行程に取り組んでみましたが、
乾燥機の出し入れのハンドリングに かなり手がかかりました。
乾燥を終えたモミの取り出し作業、これから乾燥させる田んぼから上がったモミの投入作業、
コンバインの作業タイミングを見ながらの、慌ただしい作業になってしまいました。
さらに 自分で乾燥機を 動かすという事は、
「乾燥温度は、何℃にすれば・・・?」
「毎時乾減率は、0.8%を超えないように・・・」などなど、
今までお任せでお願いしていた所も、自分で考えないといけないわけで。
乾燥行程について、指導書を読んで基本からよりよい方法を探ったり、
近所の諸先輩に 聞きに行ったり、色々勉強になりました。
乾燥機任せのフルオート乾燥モードも、もちろんついていますが、
色々気になる細かい性格なので、マニュアルモードで試行錯誤していました。
乾燥工程って、相当奥が深いですね。
いくら、田んぼでベストな状況で稲刈りまで進めても、
乾燥機の設定ミスで、お米のグレードを一気に落としてしまう事もあるそうです。
そんな話を聞いたので、「皆で一所懸命作ったお米を、自分のせいで
ダメに するわけには、行かん!」と、プレッシャーを感じつつ乾燥作業に取り組みました。
毎日、乾燥機の騒音の中、頭からモミのホコリをかぶりながら仕事をしていると
「耳が聞こえにくい・・・」「喉が痛い・・・」「鼻がいたい・・・」
結構、肉体的にきびしい部分もありました。いやー乾燥作業は大変だ。
それでも とりあえず大きなミスなく1回めの乾燥を終えて、
倉庫には、モミが詰め込まれています。
これから、2回目の乾燥をして、モミスリをして玄米に
精米をして白米に その後袋に詰めて新米になります。
皆さんの元へ 新米をお届けできるように 最後の乾燥調整作業を進めていきます。
もうすこし、お待ちください。
なお、田んぼの方は、毎年恒例のワラ出し作業を 実施中。
だいたい6割くらいは、終わりましたがまだまだ4ヘクタール位残っています。
田んぼが乾きやすい早いうちにワラだし作業から、田んぼの手入れ作業を進める予定です。
来年の春の耕作開始を いい状態で迎えられるか。
この秋の田んぼの手入れに かかっています。
さあ 秋の作業も後半戦。まだまだ頑張るぞ。