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農場ブログ

鶏舎の雪おろし 3時間

2019年01月22日

水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と

安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している

北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

 

昨日の雪は、The北海道ファームのある栗山町を狙い撃ちにしていたようです。

いつもの田んぼの写真です。まったく視界が効きません。感覚的には10m位でしょうか。

運転はもちろん、立っているだけで 恐怖を感じる状況です。

毎年、年に数回はこういう日がありますが、今年は特に多い印象です。

こんな日は、自宅待機で勉強でもしているに限ります。

変に 出歩いて事故になっても 面白くないのであきらめも肝心です。

 

日中、数時間待機して午後3時過ぎようやく嵐が去った所で、農場の見回りに出発します。

吹き飛んだ物は、無いか?雪と風で建物が傷んでいないか?異常がないか見回りは欠かせません。

 

案の定、発見してしまいました。

鶏舎の屋根に 吹きだまり的に雪が乗っています。

このままいくと、鶏舎が崩壊しかねません。

雪国以外では想像しがたい現象ですが、

屋根に乗った雪の重みで 建物が崩壊するのは、雪国あるあるです。

特に当社の鶏舎のような簡易建物を 雪でつぶしてしまうのは、

定番中の定番の失敗です。

 

さっそく、屋根に上ってみると、

はい、積雪40cm位。半分は氷状になっていそうです。

想像を絶する重さが屋根にかかっていますね。これは・・・・。

こうなれば、もうしょうがない。中にいるにわとりたちを守るためにも

見て見ぬふりはできません。鶏舎が崩壊なんて、大惨事は絶対に許されない訳です。

 

考えているヒマは、ありません。雪を降ろすしかない。

覚悟を決めて、スコップを抱えて雪おろしを開始します。

と言っても 鶏舎の屋根は長さ25m 幅10m程度のかまぼこ状、

簡単な広さではない上に、雪を どかすと、よく滑る屋根です。

孤軍奮闘する事、1時間以上・・・・・。正直、体が悲鳴を上げます。

不安定な円形の屋根の上、雪が滑る部分もあり、何度か屋根から滑り落ちます。

その度に這い上がり、作業を続けていきます。

そのうち 月なんか出てきたりして、いい雪景色ですが、

眺めてると、汗が冷えて極寒なので体を動かし続けるしかありません。

 

と、そこに一本の電話。

「いま、千歳。帰ったら米工場を動かしたいんだけど・・・」

と、いつもタイミングの悪いH社員。この吹雪の中、でかけていたそうで・・・。

屋根の雪下ろしの戦力には、なりませんね。

 

これは、いよいよ一人で雪おろしを するしかない状態。

しかも、雪おろしを途中でやめると、屋根に乗っている雪のバランスが崩れて

鶏舎に変な負担がかかり、部分崩壊の可能性もあるよな・・・。と嫌な想像も膨らんでしまう自分。

結局 3時間かかって 鶏舎の屋根の雪を全部降ろしました。

休憩をすると、汗が冷えて風邪を引きかねないので、

本当に3時間ぶっ続けで、スコップを振り回していました。

 

何とか、鶏舎を守り切った充実感はあるものの、

それを上回る、疲労感と筋肉痛・・・・。こんなに雪おろしに奮闘したのは初めてです。

家に帰ると、一人で雪おろしなんて、埋まって死ぬからやめなさい。

そう注意されゾッとしましたが、作業中は必死でそんな事は考えなかったですね。

少々、軽率だったかもと、反省しました。

 

今年に限って、屋根から雪が落ちない原因は、

3年目の屋根のペンキの効果が落ちていて、雪が落ちにくくなっているからと言う事だと思います。

その証拠に、今年塗り直した、他の建物は、それはきれいに雪が落ちています。

あぁ、労を惜しんでペンキの塗り替えを 先送りしたつけなのか?

3年前に安いペンキをチョイスしたから、早くも雪が滑らない屋根になったのか?

それとも今年の雪が、水分多めで屋根にくっつきやすいのか?

まぁ、色々考えても、この厳冬期にペンキ塗りが出来るわけでもありません。

今年は、鶏舎の屋根の問題で、ずいぶん手がかかる冬になりそうです。

 

なお、このお話は、昨日の話ですが、栗原は現在、絶賛筋肉痛です。

翌日、筋肉痛ならまだまだ若いぞと、自画自賛しています。

 

 

 

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遅れると プラス1日~2日かかることがあるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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