水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
今年は、少雨の傾向で雨が降る日が少ないような気がします。
という事で、僕の趣味の記事、雨の日読書の第2回です。
![](https://thehokkaido-farm.co.jp/main/wp-content/uploads/2020/07/IMG_8686.jpg)
空を拓くーある戦後開拓の物語ー 行宗登美
北海道の十勝に戦後開拓に入った一家の物語です。
フィクションですが、作者が開拓に入った複数の人の経験談を聞き取って
ひとつの家族の物語に作り上げたそうです。
かなり実話に近い開拓の体験談ですね。
戦後、東京から十勝の原生林に開拓にはいり、昼なお日が差さない深い森を
切り開いて畑化、牛を飼いと、戦後とは思えない本当の開拓のお話でした。
北海道開拓の体験談としては、かなり新しい時期のお話で、
開拓の当事者からの聞き取りをもとにという事で、リアルなお話です。
それでも、信じがたいというか、関東圏でイメージする
戦後の暮らしとは、もう全然、別です。
北海道開拓って、ごく最近まで、こういう世界があったんですね。
現在、僕らが、北海道で農業をしているのと、別世界ですよ。
開拓の話は、本当に頭が下がります。
しかも、リアルに経験した人がまだ元気で長生きしている。驚きます。
そうそう、ついでに僕のおすすめ禁断の書。
![](https://thehokkaido-farm.co.jp/main/wp-content/uploads/2020/07/IMG_8789.jpg)
ふるさと旭台 旭台郷土史 (台の字は旧字)
The北海道ファームのある栗山町旭台の郷土史。
この本も「明治24年5月 現在の旭台神社付近に入植
開拓の鍬が下ろされてから爾来九十有余年・・・・・」と始まる
旭台地区の開拓からの歴史を、余すところなく記載した超良本。
内容は、地域の歴史や、団体、産業など大変充実しています。
禁断の書というのは、旭台の各戸の出身や開拓に入った時期
家系図や所有農機具など プライベートな情報も入っているため。
でも、これを読んでいると、まさに人に歴史ありで、面白い。
一般販売は、していないので、どうしても読みたい人(いるのか?)は、
コネを頼って 読むしかない、そこがまた魅力的。魅惑の書。
という事で、誰が求めているのか謎 雨の日読書でした。
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