2016モンドセレクション金賞受賞の「北海道水芭蕉米」を作っている
The北海道ファームです。→詳しくはこちら
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
今朝のThe北海道ファームは、冬の雪景色に逆戻り、だいぶ雪がふりました。
と、のんきな感じの朝ですが 昨晩はこの雪のおかげで
夜中の農場で 大仕事をしていました。
昨日の6時過ぎ、農場から帰宅するときに
「雨が雪っぽくなってきたね。」
「降らなきゃいいけど、降ったらハウスが心配だ・・・。」
「春の雪は、重いからハウスをつぶしたら大事だね・・・。」
と、言いながら帰宅をしたわけです。
そんな約5時間後・・・・・・。
寝る前に、外の様子を見てみると・・・・
積雪5cm以上、本降りで雪がガンガン降っています。
もう3時間近く降り続いていました。
栗原と林で電話で相談・・・・・。
「これは。ハウスがまずいね・・・見に行こうか?」
「雪でハウスをつぶすより、今見に行って手を打った方が・・・・マシか」
冬のように雪が降り積もる中、農場に駆けつけます。
「これは、結構まずいんじゃ・・・・」
ハウスの上に雪が降り積もっています。
※注 水稲用のハウスは、積雪がない前提のハウスなので雪がたくさん乗るとつぶれかねません。
一方、耐雪用のハウスは、雪が乗っても大丈夫なように作られています。
ハウスの中に入ってみると、
屋根の部分に、雪がびっしりと降り積もり、ビニールが たわんできています。
「う~ん、やっぱり雪おろしをしましょうか」
「やらないでハウスを壊すより、やっておけば同じ壊すでも後悔しないし・・・。」
雪で結構な重さがハウスにかかっているようなので、雪おろしをする事にしました。
ハウスの中から、棒でビニールをつついて雪を落とします。
ある程度、つつけばなだれのように雪が落ちていきます。
真夜中にハウスを つついてまわる林さん。
結構、力を入れて何回もつつかないと、雪が落ちてこないのと、
ハウス全5棟で、700以上の区画を 下から突いて落とさないといけないので
作業を始めてみると、想像以上に体力を消耗・・・・・。
なぜか夜中に汗だくで、棒をふりまわし、突き上げるおじさんがふたり・・・・。
今思えば、はたから見たら不気味な人たちですが、
その時本人たちは、結構必死なもので・・・・・。
落とした雪で、各ハウスの間の通路は、雪だらけ。
歩くこともままならない状態。
ハウス5棟を一通り落とすのに 終わってみると2時間近く悪戦苦闘していました。
なんだか、棒のつつき方が悪くビニールに穴を空けた気もします・・・・。
それでも、やらないよりはやった方がイイという事で。
一晩あけたら、「昨日の雪はなんだったんだ」の快晴に。
ビニールハウスも一応無事に 季節外れの雪をしのぐ事ができました。
あんまり、早くビニールハウスをかけると、こんな感じで
自然に仕返しされることもありますね。
ここ数年、早めにかける事を意識してきましたが
こんな事になるなら、4月になってから、雪が確実に降らなくなってから、
ビニールハウスを準備したほうが、安心な場合もありますね。
なお、ご近所の農家さんからの
「そんなことしなくても、ハウスは全然平気だったのに~」という、
お話は、聞こえない事にしますので、悪しからず。