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農場ブログ

催芽(さいが)で芽だし

2017年04月19日

2016モンドセレクション金賞受賞の「北海道水芭蕉米」を作っている

The北海道ファームです。→詳しくはこちら

稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。

 

先日、催芽(さいが)に入った種もみです。

水温32℃を保ち、循環させている装置のなかに約24時間浸けます。

なお、この装置の名前は 湯芽工房(ゆめこうぼう)、

お湯で芽を出す装置なので、湯芽工房という名前なんでしょう。

農機のネーミングセンス・・・・イイッ!

 

種もみの様子を見てみると、

左の2個はやや出し過ぎ、気が早い種もみです。

他は、まあまあいい感じで芽が出てきました。

種もみ一粒一粒が微妙にタイミングがずれるので、

全体的にみて、ある程度そろったらOKという事になります。

 

このタイミングの見計らいに毎回気をもむわけで、

種もみの品種や産年によって、微妙に芽だしがそろうタイミングが違うので、

「そろそろいいかな~」という感じになってくると、30分ごとに種もみを覗き込んで

「いいか?」「いやもう少し」「芽がですぎじゃない?」

「まだもう少し芽を出したい・・・」などのやり取りが行われます。

まぁ結局、最後には「もう、イイでしょう」取り出します。

 

取り出したモミは、冷水で冷やし

温度を 下げます。

温度がかかり続けると芽が出続けるので、芽を止める意味ですね。

 

次に登場するのが、この装置。

洗濯機!農業用ではなく、純粋な家庭用です。

 

使用方法は、これ。

芽だしが終わった種もみを 脱水します。

洗濯機2台で、芽だしが終わった種もみを脱水。

家電メーカーもまさか洗濯機で種もみを脱水するとは思わないでしょう。

完全に想定外の使い方なので、自己責任という事で。

 

このあと、脱水が終わった種もみを1日陰干しします。

完全に洗濯物の扱いですね。

種もみが湿っていると、この後の種まきの播種機の作業に支障が出るので

洗濯物扱いも、実は重要な工程です。

 

これで、種もみの播種作業の準備ができました。

いよいよ種まき作業が始まりますよ。

 

 

 

 

 

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