2016モンドセレクション金賞受賞の「北海道水芭蕉米」を作っている
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稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
先日、催芽(さいが)に入った種もみです。
水温32℃を保ち、循環させている装置のなかに約24時間浸けます。
なお、この装置の名前は 湯芽工房(ゆめこうぼう)、
お湯で芽を出す装置なので、湯芽工房という名前なんでしょう。
農機のネーミングセンス・・・・イイッ!
種もみの様子を見てみると、
左の2個はやや出し過ぎ、気が早い種もみです。
他は、まあまあいい感じで芽が出てきました。
種もみ一粒一粒が微妙にタイミングがずれるので、
全体的にみて、ある程度そろったらOKという事になります。
このタイミングの見計らいに毎回気をもむわけで、
種もみの品種や産年によって、微妙に芽だしがそろうタイミングが違うので、
「そろそろいいかな~」という感じになってくると、30分ごとに種もみを覗き込んで
「いいか?」「いやもう少し」「芽がですぎじゃない?」
「まだもう少し芽を出したい・・・」などのやり取りが行われます。
まぁ結局、最後には「もう、イイでしょう」取り出します。
取り出したモミは、冷水で冷やし
温度を 下げます。
温度がかかり続けると芽が出続けるので、芽を止める意味ですね。
次に登場するのが、この装置。
洗濯機!農業用ではなく、純粋な家庭用です。
使用方法は、これ。
芽だしが終わった種もみを 脱水します。
洗濯機2台で、芽だしが終わった種もみを脱水。
家電メーカーもまさか洗濯機で種もみを脱水するとは思わないでしょう。
完全に想定外の使い方なので、自己責任という事で。
このあと、脱水が終わった種もみを1日陰干しします。
完全に洗濯物の扱いですね。
種もみが湿っていると、この後の種まきの播種機の作業に支障が出るので
洗濯物扱いも、実は重要な工程です。
これで、種もみの播種作業の準備ができました。
いよいよ種まき作業が始まりますよ。