水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
台風の影響も最小限で、稲刈りを続けています。
あれっ?コンバインの後ろに謎のトラクターが・・・・?
これは、農家の人も想定外、北海道中でThe北海道ファームでしかしていない、
結束機つきコンバイン+トラクターでの稲わら出し作業です。
前方を走るコンバインが通常の稲刈り作業をしながら、
刈り終えた稲わらが、束ねられてコンバインの後方に飛び出します。
それを、バック走行しているトラクターがキャッチしていきます。
こう書くと簡単なようですが、コンバインとトラクターの間の距離は、約3m!
しかもコンバインは、後方が全く見えていないので、予想外の動きをすることもあり、
トラクターの運転手には、超絶技巧と集中力が求められます。
ちょっと、タイミングを間違えると衝突事故が発生するので、
このトラクターの運転は、メインパイロットにしかできません。
ほとんどスタントのイメージです。
もちろん上の方法で全部拾いきれるといいのですが、
メインパイロットがトラクターに乗れない時や、
トラクターで拾いきれないところは、手作業で稲わらを拾っています。
コンバインから排出された稲わらを、まずは手で縦にしておきます。
この後、車かトラクターに積んで田んぼから稲わらを運び出していきます。
えぇ、手作業です。
この写真のように、広大な田んぼに数千、数万個もの稲わらの束があるものを
一束、一束手作業で運び出しています。
近所のベテラン農家でも、
「一番きれいに稲わらを出せる方法だけど、大変過ぎて普通はできない」
「稲わら出しは、味が良くなるけど、しなくても米は取れるからな~」
「昔は稲わらを出していたけど、人手が無くてできないよ」
と言って、田んぼから稲わらを出す人がいないのが現状です。
しかし、The北海道ファームでは、多大な労力と時間をかけてまで
全部の田んぼからの稲わらの搬出を続けています。
排出される稲わらの量も尋常でなく、写真の感じの稲わらの山で
ざっと全体の5%くらいでしょうか。
という事で、The北海道ファームがこんなにも手間をかけて、
「田んぼから稲わらを出すのか?」という理由は、
「おいしいお米を作るため」なんですが、その理屈は
また次回のブログで説明します。
~お知らせ~
農家をして異常な手間と言わしめる
稲わら出しをして土づくりをしている
水芭蕉米が買えるのはこのサイト。
http://shop.thehokkaido-farm.co.jp/
どうぞ、ご覧ください。
※注 まだ新米ではありません。