水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
今年のワラだし作業は、何とか終わりましたが、
大量のワラを本田から排出したせいで、堆肥場がワラで埋まってしまいました。
そこで、もう一つの堆肥場を 急遽整備してモミガラの堆肥化に使う事にしました。
おそらく、昔この場所で豚を飼っていた時代からあると思われる
古いコンクリートが敷設されているスペースです。
上に乗っていた厚さ数十cmの土砂や石などの雑多なものをユンボで片づけてました。
だいたい10m×7m位の面積を片づけてきれいにしましたが、
実は、もっと奥行きがあるようです。
続いて、周りに穴をほり単管パイプを立てていきます。
間隔は、適当に1間くらいです。
今回使用しているのは「ハンドオーガー」と言ったり「オーガ―ドリル」と言われる機械です。
エンジンの力で、ドリルを回してあっという間に縦穴を深く掘ります。
一本一本、ハンマーで杭を打ち込むのに比べて、比較にならないほど早く
かつ、疲れずに杭や柱が建てられるすぐれもの機械です。
建てた柱に防風ネットを張り巡らせば、完成です。
人間と比較すると大きさが解るでしょうか。普通に広いです。
約20坪くらいあるので、普通に都会サイズの一戸建ては建ちますね。
戦国時代の陣幕風、いうなれば林幕府。朝廷に変わり、鶏の執政を行う機関か・・・・。
幕を張り巡らすのは、十全社の得意技ですがいつもは白黒の幕なので・・・・、
などなど、くだらない冗談はそのくらいにしてと。
さっそく堆肥を作る材料のモミガラを 運び込んでみました。
まだまだ入りそうなので、さらにモミガラを運び込んで、
精米時に出る米ぬかと混ぜ込んで・・・と、堆肥作りに利用します。
なお、周りに張り巡らせた青い網は防風ネットで、
モミガラの風による飛散を防ぐ意味合いです。
このようにして、田んぼから排出したワラや、精米時のモミガラ、米ぬかなどを
堆肥化して、肥料として利用していくのもThe北海道ファームが
循環型農業を目指すうえで、非常に大事な仕事です。
写真のようにこの秋に、準備をした材料が堆肥化して
畑に利用できるようになるには、多少時間が掛かりますが
この堆肥を利用して、農産物を作ることは、作物にとっても有効、
土づくりにも有効で、ひじょうに良い効果が期待できます。
が、一般に農家が化学肥料に頼りがちなのは、手間と時間がかかるから。
The北海道ファームでは、手間暇を惜しまずに堆肥も上手に利用して
循環型の農業をめざして、一歩一歩地道に取り組んでいます。
~お知らせ~
米作と養鶏で循環型農業を目指して取り組む
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