炭鉱の閉山で町が消えるという現象に、いたく感じ入ることがあり、夕張に続いて三笠に。
The 北海道の大自然という写真ですが、三笠市幌内本町という住所です。
住所的には、都会のイメージです。少なくとも山の中のイメージではありません。
炭鉱があった時には、施設が立ち並び多くの人が働いた場所です。
ところが、今は大自然に帰ろうとしています。
多少残っている施設もありました。
大正時代の建物、幌内編で変電所跡です。素晴らしいレンガ造りの洋館。
変電所施設も自然に飲み込まれつつありました。
旧炭鉱町を見学をして、「一つの産業がなくなることで町が消える」という現象を実感しています。
当社の親会社が事業活動をしている君津という町は、鉄鋼業の企業城下町なのです。
もし鉄鋼業という産業が町からなくなると、当社の親会社も町とともに消える状況になります。
また、人口減少社会の日本の近未来の姿を閉山後の炭鉱町で感じることもできます。
自分たちに大いにありうる近未来を、実感として感じることができ、
日本の、会社の、そして自分の近い将来に向けて今なにをするべきか、
そう考えるための良い刺激になっています。
決して廃墟好きというわけではありません。