2016モンドセレクション金賞受賞の「北海道水芭蕉米」を作っている
The北海道ファームです。→詳しくはこちら 真面目にお米を作っています。
現在、田んぼに深く水を張る深水管理をしています。
稲の生育に合わせて、水深を上げて低温に備えるという管理ですが、
深水管理という名前のように田んぼに深く水を張っているという事は、
その水を時期が来たら排水し水位を下げないといけないという事です。
深水管理を終えて排水をする時は、1年で一番多くの水を排水するという事になるので
排水路に流れ込む水の量も、半端な量ではありません。
そのため、排水路を点検して、必要な所は整備をするという作業をしました。
白い矢印で指したところに、排水路があるのが判るでしょうか。
ここは、U時溝か入っていない素彫りのままの排水路なので、
草が生えたり、泥がたまったりで、このままでは上手く水が流れていかないと思います。
そこで、スコップやクワを持ち出して、水路回りから生えているような草を刈ったり
泥をすくって排水溝を深くしたり、手作業で約半日・・・・。
なぜだか、顔まで泥をつけながら悪戦苦闘。
はいOK!
こんな感じで、ある程度スムーズに流れるようになりました。
他にも、今年新設した排水口の配管を追加する作業も同時にしました。
上の写真で赤い矢印で指している所に、塩ビ管が突き出ています。
新設の排水口からの排水が出て来る管ですが、このままでは土手に水が直接流れます。
そうすると、土手を削ってしまったり、色々と弊害が起きてきます。
とりあえず付けてあった塩ビ管を切ったり、つないだりして排水溝に水が落ちていくようにします。
土手の途中で足場が悪く、一人作業なので写真を撮る余裕があまりなかったですが、
こんな感じで出来上がりました。
本来は、塩ビ管は管が傷んだり作業中に破損させたりするので
土中に埋め込むのが基本ですが、とりあえず試験運用なのでよしとします。
一応完成ということで、深水管理終了時の排水はスムーズにいくことでしょう。
通水してみてうまくいくようなら、これでOKにして秋の作業で配管の埋め込みや
手彫り水路にU時溝を設置したりしていきたいと思っています。
田んぼを管理しやすくすることも、おいしいお米作りには大切です。
「肥料を変えたりするよりも、管理しやすくインフラ整備したほうが
結果的には、いいお米ができることもあるよ」という話もあるくらい。
それくらいお米作りにとって水の管理は重要な要素なんですよ。