2016モンドセレクション金賞受賞の「北海道水芭蕉米」を作っている
The北海道ファームです。→詳しくはこちら 真面目にお米を作っています。
ここの所、深水管理という事で田んぼの水回りの作業記事が続いています。
今日は、その水回りには欠かせないポンプの設備のお話です。
The北海道ファームの田んぼは、全部で17枚ありますがその中で
ポンプを使って水を供給している田んぼが7枚あります。
(ほか10枚は、ポンプなしで用水から水を供給できます)
ポンプで水を供給する田んぼでは、ポンプはまさに生命線。
これが無くては、お米作りはできません。非常に大事なインフラです。
基本的に3台のポンプで揚水していますが、そのうち1台が最近不調。
ポンプを運転すると、配管から水漏れが盛大に発生。
春先から、多少水漏れがあったんですがさすがに見過ごせない感じになってきました。
深水にするために連日長時間稼働させたのが原因でしょうか。症状が悪化した感じです。
どうも、ここから水が漏れているなという所のテープをはがして点検してみると。
予想どおり プラの配管の一部にひび割れを発見!
配管のつなぎ目で無理がかかる所、過去にもコーキングで修理した跡があるようです。
これは、水漏れの原因になるよなという事で
とりいそぎ、こんな水中用のパテで修理を試みます。
2剤性のパテなので、粘土工作のようにモミながらよく混ぜ合わせて
割れたところを きれいにしてからカバーするようにパテを塗り付けていきます。
この後、約1日乾燥させて出来上がり。
パテの表面をやすりで滑らかにして 念のためテープも巻いておきました。
運転再開で、無事に漏水修理は完了です。
水漏れが直ってよかったという話ですが、実は他の配管からも微妙な水漏れを発見!
ポンプは、運転中は常時結構な圧力がかかっているので、
1か所直しても他の弱い所からまた漏水するのも ありがちだったりします。
そう何日もポンプを止められないので、この漏水は見逃して
田んぼの水を完全に抜く秋の時期に配管の交換などの本格修理をすることにしましょう。
インフラ整備もお米作りには欠かせない技術ですね。