2016モンドセレクション金賞受賞の「北海道水芭蕉米」を作っている
The北海道ファームです。→詳しくはこちら 真面目にお米を作っています。
さて、ずいぶん久しぶりになりましたが、知られざる農業の世界を紹介する
「農業の扉」のコーナーです。
近所の農家さんに、こんな大規模な施設が立ちました。
ちょっとした体育館くらいの大きさのビニールハウスです。
と言っても、ビニールハウスのジャンルに入れていいものか迷うような規模です。
柱は、太い鉄骨でできていますし、シャッターや扉もあり、
壁はビニール(ポリ?)ながら、2重になっていて保温性もよさそうです。
そんな、施設の中で育てる作物は、「しいたけ!」だそうです。
これが、しいたけの素というか菌床というか、ここからしいたけが生えてくるそうです。
その菌床の搬入作業の様子です。
大型トラックの荷台一杯に菌床が積まれています。
それをフォークリフトで荷下ろしをしています。
降ろした菌床を コンベアで送りながら菌床を置く棚に並べていきます。
その数、なんと数万個!ものすごい数・・・。
と、ここでなんだか気になるのは、菌床がおかれている棚。
見上げるような、高い棚です。
そしてこの棚には、秘密の仕掛けが!
そう、可動式の棚なんです。
この歯車で、ゆっくりゆっくり菌床を乗せた棚が回転していきます。
棚自体が回転することで、日当たりや温度のムラをなくし
菌床からしいたけが均一に育ち、かつ収穫などの作業性もよいという仕組みです。
手順をきちんと行えば、いわゆるB品の選別外になる物も きわめて少ないそうです。
初めて見ましたが、びっくりしました。まさに工場のイメージ。
植物工場というと葉物野菜のイメージですが、しいたけもこんなことになっているとは・・・。
室温も20度~25度でキープされているので、暖かくて過ごしやすい感じです。
キノコの方が、人間より環境がイイですね。正直うらやましい・・。
収穫は、1月下旬からの予定という事で、1個の菌床から
何本もしいたけが生えてくるそうです。その様子も面白そうですね。
しいたけが生えてきたころに、またご紹介します。お楽しみに。