2016モンドセレクション金賞受賞の「北海道水芭蕉米」を作っている
The北海道ファームです。→詳しくはこちら
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
The北海道ファームの林さんが、警察のお世話になった話。
その日は、昼間から吹雪ぎみの悪天候でした。
一日の作業を終えて、林さんが帰宅。栗原も少し遅れて帰宅を開始しました。
「吹雪にあたるとおっかないな~。早く帰ろう・・・。」と帰宅中の栗原に
さっき帰ったはずの林さんからの電話。「なんだろう?忘れ物かな」と電話に出ると!
「ジムニーが止まった!エンジンも電気も全部つかない!場所は、由仁との境の国道のところ!」
と、だいぶ焦った声で林さんの声!
「すぐ向かうよ。ケーブルもっていたよね」と現場に方向転換。
実は、ジムニーは電装の調子がいまいちで、何度かバッテリーがあがっているので
また、バッテリーがダメなのかな・・・。くらいの感じで現場に向かいます。
と、現場に着くと国道234が大渋滞。その先頭にどこかで見たようなジムニーが!
電気も消え、三角灯を出して、懐中電灯で誘導中の林さん・・・!やや吹雪いているし、あぶなすぎる!
とりあえず、渋滞をよけて現場に到着。
「エンジンがかからない」という事で、自分の軽トラックからバッテリーをつないでエンジン始動。
「かかった!とりあえず車をどけよう!」と、走りはじめるも1m先でまたもストップ!ヤバイヤバイと慌てます。
そこに登場したのが、赤色灯を回した北海道警察のパトカー!
「どうしたの?故障?ここだと危ない!押してそこの脇道に入れよう!」とパトカーのお巡りさん。
と、お巡りさんのも手伝ってもらいジムニーを押します。
「ハンドル持ってなさい」とお巡りさんの指示で運転席にいる栗原に
、聞こえてきたのが車を押しながらのお巡りさんと林さんの会話。
警察 「袖ヶ浦ナンバーという事は、千葉から来たの?」
林 「そうなんです」
警察 「仕事か何か?」
林 「そこに会社の農場があって」
警察 「北海道は、雪道が危ないからさ~」
林 「いや本当に、危ないですね」
警察 「車の故障で立ち往生したら、すぐに横によけないと。」
警察 「後ろから、突っ込まれたら玉突き事故とか、大変なことになるよ」
林 「そうですよね。慌てちゃって・・・」
警察 「そうなると、止まっていた方も責任があるとか、突っ込まれて怪我したり大変だからさ~」
林 「いや~すいません」
そう、まさにテレビの警察24時で見るようなお巡りさんとの会話!
後ろから、赤色灯を回しながらパトカーが誘導中。
テレビで見ている時は、「雪道は大変だな~」くらいの感じですが
まさに自分がその当事者になっている・・・・。う~ん。
お巡りさんの言う通り。大事故一歩手前の状態だったと、あらためて背筋がぞっとします。
とりあえず、脇道の邪魔にならないところに車を寄せる事ができました。
警察 「ここなら、何とか邪魔にならないから、レッカー呼びなさい」
林&栗 「すいません。ありがとうございました。たすかりました」
警察 「雪道だからさ~気を付けてね。本当に危ないよ」と、去っていきました。
と言うのが、「警察のお世話になった話」です。
幸い事故にもならず、本当に警察のお世話になっただけでした。
本当に助けていただいて、助かりました。
その警察も多分通行中の誰かが通報してくれたから来たと思います。
どなたかわかりませんがその方にも、感謝です。
もちろん、写真を撮るという考えすら浮かばなかったのでここまで写真なし。本当に緊急事態でした。
その後は、「いや~参ったね。修理工場に持っていこうよ」という事で
ワイヤーで牽引の準備をして
ライトも完全に消えているので後ろに反射板を付けて、
交通量の少ない道選んで、軽トラで引っ張っていきました。
途中、雪道にはまりそうになりながらも何とか修理工場に到着。
ホッとしたのかさっきまで全然寒さを感じなかったけど、急に寒くなった・・という状態。
やっぱり慌てて緊張していたのでしょう。
今回は、大事故につながらず無事に何とかなりましたが、
一歩間違えれば、本当にまずいことに。雪道の恐ろしさと、車の整備の大切さを再認識。
「何か車の調子がおかしいな」という時には、さっさと点検に出した方がいいですね。
まだ近所の町中だから助かりましたが、山奥で車がストップしたら凍死しかねないですね。
二度とこんな事にならないよう慎重に慎重を重ね、安全第一をあらためて、きもに命じます。
あな恐ろしや、冬の道。