水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
田んぼの準備作業が、最盛期と言うこの時期に札幌まで出かけてきました。
東京オリンピック・パラリンピック競技大会における食材調達基準説明会・・・です。
The北海道ファームのお米や玉子を 東京オリンピックの食材として使ってもらうには、
どうすればいいのかな?という事で出かけてきました。
マスコミ発表では250人くらいの参加という事でしたが、
会場を見渡す限り、食品や流通、関係機関等のスーツ姿がメインで
農家っぽい人は、ほとんどいない印象でした。
という事で、どのような基準で食材を調達するのかという説明を聞いてきましたが、
J GAPあるいはGLOBAL GAPの認証を受け、+αの基準がありますよという事でした。
実際には、オリンピックの食事を提供するケータリング業者等が食材を調達するので、
物量も必要で、The北海道ファーム単独では、キツイ印象でした。
さらに「自社農場の食材が東京オリンピックで使われました!」と宣伝に利用するのは、
条件が厳しすぎて、ほぼほぼ不可能だそうで・・・・・・。
では、The北海道ファームの本社、十全社の仕出し部門で
ケータリング等できるかと言うと、それも供給のボリューム感が半端なく巨大。
例えば、運営スタッフのお弁当と言っても数千、数万単位が当たり前だそうで・・・・・
仕出し部門がパンクしますね。
う~ん・・・・どっちも簡単では、ありませんね。
ついでに この説明会で説明をしていた方は、
農水省からオリンピック組織委員会に出向中の参事官という事で
「この人が、農水省のキャリア官僚なんだ。」
「ものすごく優秀そうで雰囲気もいい、出世しそうな感じですね」とか
勝手な事を思ったりして・・・。
東京オリンピック・パラリンピックに絡んでいくのも、
一生産者では、けっこう難しい印象でした。
J GAPあるいはGLOBAL GAPは、
色々な意味で取り組んでみたいと思っています。