水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
今朝は、マイナス10℃以下まで気温が下がったThe北海道ファームです。
天気が良いと、放射冷却で余計に冷え込むような気がします。
さて、鶏舎に来てみました。
靴の消毒おけは、ヒーターを投入して凍りつかない様にしています。
ちょっと写真では見えにくいですが、
あまりの寒さで20℃前後の水温ですが、湯気が立っています。
鶏舎に入っていくと、元気なにわとりたちのお出迎え。
入口付近に大集合して、こちらを見ています。
「大歓迎だ、かわいいなぁ・・・・」と言うのは飼い主の願望で、
実態は残念ながら「早くエサをくれ!」というだけです。
その証拠に、エサを与えるときれいに1羽もいなくなりエサ場に行ってしまいます。
で、とりからのプレッシャーを感じつつ、エサをひととおり与えたら、
次は、水を与える作業を 進めます。
ここからが、極寒の鶏舎での水作業、本題です。
給水器あるいは飲水器を、回収して洗浄消毒します。
水道は、凍結防止ヒーターと水落としで、使えるようにしています。
マイナス10℃以下の状況になると回収した飲水器も
中身の一部が凍りついています。
とりがいつでも水を飲めるよう、床に敷いたヒーターの上に給水器をおいて
温度を上げていますが、床から遠い最上部が凍るようです。
洗浄に使うブラシの毛が凍り付いて、固形化しています。
溶かさないと、ブラシの用をなしません。
ビニール手袋を洗う用の石鹸も、成分中の水が凍結。
きちんとノズルから出てきません・・・。
どうにか、溶かして作業を進めていきますが、ここでまた怪現象
洗う作業で、シンク周りに飛び散った水が、次々に凍結していきます。
シンク周りの水跳ねは、最後にふき取ればOKと思っていると、
凍り付いてふき取ることは、できません。
板状の氷がシンク周りに張り付いてカバーしている状態。う~ん。
何はともあれ、給水器を飼育ゾーンに戻して給水の作業も無事完了。
いくら寒くてもにわとりたちは、水を飲みます。量が減るという事もなさそうです。
天然の羽毛と、豊富な運動量で元気ですね。
年に数回、鶏舎の中がマイナス10℃以下まで下がると
水回りの作業に、色々と怪現象が起きてきます。
温かい時期には想像もしないような事態が起きるので、
結果的に独特のノウハウを身に着けてしまいました。
なお、マイナス10℃では、タオルを振り回しても瞬間冷凍はしません。
バナナで釘を打つのも、多分無理だと思います。
~お知らせ~
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どうぞ、ご覧ください。