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農場ブログ

完全放牧野生牛の魅力的な世界

2018年08月20日

水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と

安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している

北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

 

The北海道ファームの養鶏部門は、にわとりを野外放牧して飼育しています。

にわとり本来の性質を大事にして飼育しようという飼育方法です。

家畜とはいえ、命がある動物なので、健康的な生活が送れるように飼育するという考え方を

アニマルウエルフェア(動物福祉)といい、最近日本でも少しずつその考え方が知られてきました。

 

今回は、日本でアニマルウエルフェアを広める活動をしている

一般財団法人アニマルウエルフェア畜産協会主催の見学会に行ってきました。

→http://animalwelfare.jp/ 協会については、こちらから。

The北海道ファームも 法人会員です。

 

見学先は、北海道様似町の栗山町から3時間ぐらい襟裳岬の手前の町にある牧場です。

約100ヘクタールの牧場で、現在7~80頭の肉牛を飼育しています。

夏冬通じて、完全に屋外放牧で飼育して、繁殖も牛まかせ、森の中で自力出産しているそうです!

夏は、牛が自由に広大な農場内を歩き回り、草を食べ、暮らしています。

冬は、地面が雪に覆われるのでサイレージ(牛用の牧草飼料)を与えているそうです。

出入り自由な牛舎もあるそうですが、冬でもほぼ屋内には入ってこないそうです。

穀類系のいわゆる濃厚飼料は、与えずに牧場内の牧草で自給自足しているという素晴らしさ。

 

牛の品種的には、今はアンガス種で飼育をしているそうです。

品種も、肉質や産肉性という一般的な品種の選択もありますが、

自由に放牧して 草だけ食べて育つのか、自由に繁殖させて子育てができるのかなど、

完全放牧をするのに 向いている品種という観点からも、選んでいるそうです。

 

牛を見ようにも、広大な牧場の中で「あの辺に居そうだな」と

探しに行かないと見つからないという自由さ、本物のイベリコ豚のようですね。

牛も、ちらっと人間を見るだけで、特に逃げる様子もありません。

人間に、嫌な事をされるという感覚がないんですね。

 

他にもひつじも 飼い始めていて、

放牧の牧草地に 牛→ひつじ→豚と順に入れて放牧する試みを目指すなど

とても興味深く、魅力的な取り組みをされていました。

 

何もかも衝撃的で魅力的な完全放牧野生牛とその農場。すごくいい。

The北海道ファームでも、やってみたい。夢は、広がります。

 

気になる、ここの完全放牧野生牛のお肉、ぜひ食べたみたいですね。

味的には、アンガス種の赤身肉で豊富な運動量もあり

いわゆる牛肉とは、ぜんぜん違うそうです。うぅ、食べてみたい・・・。

 

しかし牧場から月に1頭程度しか出荷をしていない

=全部分あわせて300~350kgの肉量しか世の中に出て行かないそうです。

流通先も限られていて、いつでも買えるよという状態ではなさそうです。

超希少肉 なんとか機会をうかがって 食べてみたいですね。

 

余り値段を言うのも何ですが、飲食店でステーキで5000円とか、

コースにして20000円とか、そういう値段で出されているそうです。

道内では、函館で1店舗レストランさんで出している所があるそうです。

 

あまり、食べたい、食べたいと言っていると、「アニマルウエルフェアはどうした」と、

言われそうですが、快適な環境で飼育すると、育てた動物をきちんと食べるは、

自分の中では、矛盾していないわけですが、ここは哲学論争になりやすい所。

食べることは、生きる事。動物だけでなく、お米も生きていますから。

 

~お知らせ~

The北海道ファーム製品の購入は、こちらから。

http://shop.thehokkaido-farm.co.jp/

どうぞ、ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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