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農場ブログ

緑肥の利用

2015年07月22日

先日、The北海道ファームの作業場の記事で登場した緑肥。

読者の方から質問をいただいたので、解説します。

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※この写真で咲いているキカラシも緑肥の一つです。

 

緑肥は、土づくりを目的とした栽培です。

土壌の改良や土質の向上。連作障害の回避などの効果があり、

緑肥に使う作物により、効果は色々あります。

 

The北海道ファームでは、水稲栽培を主にしているので、

苗を作るための温床ハウスで緑肥を使用しています。

具体的なプロセスです。

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育てた苗を田植えした後のハウスです。

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ハウス内を耕した後、緑肥の種をまきます。

写真は、緑肥に使うエンバクというイネ科の種。

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ある程度、生えそろった状態で一区切り。

緑肥の成長過程で、土中の栄養素を吸着したり

根が張ることで 土壌の透水性を向上させたり、色々な働きがあります。

 

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トラクターで土中にすき込んでしまいます。

 

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この時に 生えた草の部分をハウス外に運び出したり、

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刈り倒したり、色々な手法もあります。奥が深い・・・。

 

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トラクターで土中にすき込んだ跡です。

この後、緑肥の草部分、根部分は、土中で分解され有機物として

土中の栄養素になります。土中の有効菌を増やす効果もあります。

 

農薬や肥料を使うのではなく、自然にある植物の力を利用して

土壌、土質の改良を行うこの緑肥という手法。すごくいい手法だと思います。

 

農家の方には、当然でも一般ユーザーにはあまり知られていないですが、

植物本来の性質を 無理なく利用する緑肥は、素晴らしい農業の手法です。

 

環境的にもローインパクトなので、The北海道ファームでも、積極的に利用していきたいです。

 

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ちなみに、北海道と言えば一面のひまわり畑!

これも緑肥。緑肥の効果には、景観の向上もありますね。

実は、一番上の写真のThe北海道ファームの緑肥キカラシも

花がきれいで すき込み作業を先延ばし中です。

 

 

雑草対策にもなりますので、雑草対策にお困りの葬儀場にも使えるかも知れない・・・。

H店の駐車場回りとか。春に緑肥の種をまいてしまえOK。手間もかからないですよ。