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農場ブログ

肥料の散布作業

2016年05月12日

2016モンドセレクション金賞受賞の「北海道水芭蕉米」を作っている

The北海道ファームです。→詳しくはこちら

 

田んぼで田植えの準備を進めています。

DSCF5282

トラクターにブロードキャスターという肥料散布の装置を取り付けて

田んぼに肥料を散布していきます。

DSCF5287

他の人がトラクターに乗っている時は、トラクターが小さく見えるので

やっぱり、田んぼは広いな~と思いながら作業をしています。

 

肥料の散布は、健全でおいしいお米作りにおいては、重要なポイントです。

肥料=栄養剤のようなもので適切な量を稲に与えることで品質が向上します。

・肥料を減らし過ぎる=過剰なダイエットでガリガリの人

・肥料を与えすぎる=肥満でメタボな人

・適切な肥料=健康で元気な人

というようなイメージで、おいしいお米は、基本的には

適切に肥料を与えた場合に出来上がってきます。

 

The北海道ファームの北海道水芭蕉米は、人間で言ったら「健康体」な稲に仕上げたいわけです。

そのため、使用する肥料の成分割合や含有成分量を計算したり、

肥料の特徴、効きが早いとか遅いとか、あるいは土壌の特性などを考えて

散布する肥料のチョイスや量を決めています。

 

また、そんな施肥設計の机上の計算も大事ですが、

その計算通りに田んぼで散布できるかという作業技術も大事なポイントです。

 

原則的には、田んぼ全面に均一に肥料を散布するわけですが、これがある意味「ウデ」の部分。

「この田んぼには、肥料を1反あたり20kgで合計100kgを散布してください」と、オペレーターを送り出すわけですが、

さぁここからがウデの見せ所。どのようなコース取りで散布してくるか?

途中で余ったり足りなくなったりしないか?2重で撒いてしまう事はないか?

風向きで肥料の飛び出し方がどうなるのか?

色々と考えながら田んぼの形も違う中、トラクターで散布してきます。

 

ここで、狙ったようにきちんと散布できるかが、かなり重要です。

たとえば、2重に撒いてしまうと栄養過多で稲が伸びすぎて倒れてしまうとか、

撒けてないところがあると稲が栄養不足で育たないとか・・・・。

きちんと肥料が撒けたかの答え合わせは、収穫期にはてきめんに判ります。

 

という事なので、施肥計算は栗原が「考え過ぎ、細かすぎ」とか、つっこまれつつ計算していますが

実際の散布作業は、The北海道ファームで一番操縦センスがあるT氏が一手に行っています。

 

秋の収穫期、全面的に調子が悪ければ、栗原の責任。

局地的に調子が悪いのはT氏の責任、という感じになります。

今年は合計3パターンの施肥パターンで取り組みます。

さぁ収穫期までの稲の生育が楽しみですね。

 

 

なお、稲の出来具合は施肥だけで決まるわけではありません。

他にも色々ポイントはあります。今後ご紹介していく予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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