The北海道ファームでは、普段は真面目にお米を作っていますが、
時には、農家の範疇を飛び出すような作業も行います。
今回は、倉庫の修理です。
The北海道ファームでも栽培方法の展開で機械や資材が増えてきました。
そこで、敷地内に昔からある古い倉庫を直して活用しようという作業を進めています。
こんな感じの 通称D型ハウス 北海道の農家ではよくあるタイプです。
大きさ的には、6間×7間くらいです。
ただ、倉庫内の地面が土のため、地形の関係もあり
雨が降ると倉庫内に川が流れるような状態です・・・・・。
そこで今回の地面のかさ上げと作業性の向上のためにドマコンを打ちました。
「ドマコン?」の方は、読み進めていただければ、解ってきますよ。
まずは、地面の整地作業から。
斜面状になっている地面を、小型ユンボで平らに修正していきます。
6×7間のちょっとした広さの場所で最大15cm程度の高低差を
平らにならしていく作業なので、微妙な操作が要求されます。
オペレーターは、本社より出張中のお墓も立てるD社員。
地面を平らにしたら、コンクリートを流し込む際の型枠を作成していきます。
D型ハウスの束石よりやや狭く作るのがポイントです(何の?)。
さらに、コンクリの下になる砂利をダンプで搬入し、
これもユンボでならしたり、転圧機で砂利を叩き込んで地面を固めていきます。
ドマコンうちの下地作業ですね。何事も下地が大事。
ここで手を抜くと仕上がりにも影響が出てきます。
ここでユンボはS社員に交代していますね。
なお黄色いシャツの重量級H社員は、転圧機を使わずに
得意の四股を踏めば地面が固まりそう・・・。
数日かけて、下地が整ったらいよいよコンクリうちの開始です。
今回は、ミキサー車+ポンプ車で大工事のようになっています。
後ろの青いミキサー車からコンクロートが下りてきて、
手前の白いポンプ車で建物の奥までコンクリートが送り込まれます。
で、コンクリートを流してもらいながら、生のコンクリートをならしていきます。
今回は、コンクリートの中に通称メッシュと言われる金網を埋め込んで
コンクリの強度を高める方法を取りました。
自家製、自家使用なので鉄筋を組まない簡易使用でやってみました。
約6×7間なのでざっと20坪程度、結構広いのでコンクリートをならすのも大変でした。
後は、数日おいてのコンクリートが固まれば、見事完成ですが
その結果は、数日後という事になります。完成披露はお楽しみにという事で。
「このくらいになると、もう農家の仕事じゃないよね」という素直な感想が出る仕事でした。
ここ数年、The北海道ファーム含む十全社グループが、
自分たちで、できる仕事の範囲がますます広くなってきました。
お葬式のお手伝いはもちろん、料理関係、お米の栽培、
土木建築的な仕事に お花関係も切り花から鉢花、造園、森林伐採まで。
なんだかすごいことになってきましたね。
そんな、多様な仕事ができるのでお客さんが来て
客「業者さん入れて何されるんですか?」
僕「いや、あれ自分たちで〇〇してるところ」
客「・・・・・なんでもやるんですね!」 という会話が最近ありがちです。