2016モンドセレクション金賞受賞の「北海道水芭蕉米」を作っている
The北海道ファームです。→詳しくはこちら
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
先日、アニマルウエルフェア畜産協会のセミナーで勉強してきました。
聞きなれない言葉「アニマルウエルフェア」とは、なんでしょうか?
~アニマルウエルフェア畜産協会HPより引用~
アニマルウェルフェア(Animal Welfare)とは、感受性を持つ生き物としての家畜に心を寄り添わせ、
誕生から死を迎えるまでの間、ストレスをできる限り少なく、行動要求が満たされた、
健康的な生活ができる飼育方法をめざす畜産のあり方です。
欧州発の考え方で、日本では「動物福祉」や「家畜福祉」と訳されてきました。
と、いう事です。
The北海道ファームでは、飼育しているにわとりを
「日本一しあわせなにわとり」と言う以上、
アニマルウエルフェアの考え方は、欠かせない要素です。
セミナーにおいても、
「養鶏のアニマルウエルフェアに沿った飼育管理の今後について」
という講演など、内容的にもThe北海道ファームにピッタリな講演でした。
まぁ、The北海道ファームのにわとりの飼育方法は、
HPの水芭蕉卵の項目を見ていただければ、解るかと思いますが、
養鶏界の常識をくつがえすような、にわとりを大事にする飼い方です。
「冬は、雪で屋外放牧場に出られなくて窮屈」という状態でも、
鶏舎内は、広々して自由に動き回るにわとりたち。
The北海道ファームのオス鶏たちは、
「僕たち、自由に暮らして快適だよ~」と、言ってくれると思います。
メスの鶏からは、
「玉子の横取りは、勘弁して~」という声も聞こえてきますが、
玉子の売り上げで、エサ代を稼いでもらわないとマズイという事で・・・・。
そこは、勘弁してほしいと思っています。
ペットではなく、経済動物という考え方とバランスをとりながらと思いますが、
The北海道ファームの場合、家畜そのものと言うよりは、
相当ペットより 愛玩動物よりの飼い方になっている気がします。
飼育担当が「元ペットショップ店長」と言うのも 影響しているかもしれません。
アニマルウエルフェアについては、まだまだ新しい概念です。
The北海道ファームの養鶏への取り組みは、
今の時点でも、日本でトップクラスのアニマルウエルフェア養鶏に
なっていると自負していますが、より良くしたいと言う思いがあります。
それでも、日々の飼育の中でアニマルウエルフェアについて考えると、
例えば、エサをあげるという事について、
大盛りで食べ残すくらいエサを与えたとして、
空腹を満たすという意味ではいいのでしょうが、
逆にエサのあげすぎで、ニワトリが肥満になるのは、よくないなど、
ニワトリにとって何がしあわせな事なのか?色々と考えてしまうところがあります。
アニマルウエルフェアには色々な考え方や立場があり、
事業として養鶏を営みつつ何処まで取り組めるのか、
今後も勉強していきたいと思っています。