水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
The北海道ファームの2017年の田植えも残す所あと5反、
田んぼ1枚を残してむかえた最終日、あいにくの雨になりました。
「雨の日に田植えをするのか?」
「農家って、雨の日は休みでしょ?」そんな疑問も出る中、田植えをしました。
実は、田植えは雨でも大丈夫です。むしろイイともいえます。
なぜなら、田植えの作業工程上、苗にとっては雨が降っている状態は、イイんです。
田植機で田植えをする場合、稲の苗は、
ビニールハウスで地面から根を切ってはがす→
軽トラックで田んぼまで運ぶ→
田植機に乗せる→
順に植え付けていく
と、言う工程をたどって田んぼに植え付けられていきます。
その途中で、稲の苗は根を切られ乾燥にさらされるわけです。
写真で赤丸で囲まれている部分に、稲の苗がたくさん積まれています。
ここに苗が置かれていると、苗が乾燥して傷んでくるわけです。
天気が良くて日が当たればあたるほど傷んできます。
簡単に言うと、切り花を日あたりが良い所に放置するようなものです。
また、矢印の部分苗が植え付け機械部に入っていくところですが、
ここも水がかかると調子がいい。機械を調子よく動かすために
ここに車載タンクから自動で水を流す装置もあるくらいです。
※The北海道ファームの田植え機にはついていません。
ものすごく省略して簡単に言ってしまうと
「雨の日の田植えは、苗にも機械にも調子がいい。つらいのは人間だけ」です。
そうは頭で理解してもつらいものはつらいので、雨の日の田植えは嫌ですが・・・・。
色々総合すると、曇りがベストかもしれません。
なお植えた後は、もちろん晴れが続くと苗にもいいんですよ。
皆さんも、雨の日に田植えをしている農家を見かけたら
「雨の方が苗には、いいんですよね。」と話しかけてみては?
作業している人は、やっぱり大変なので嫌がられそうですが・・・・・。
※ここは冗談です。仕事の邪魔はいけません。
何はともあれ、最後の1枚を植え付けて11時ごろには、
The北海道ファームの今年の田植えも無事終了。
若干の機械のトラブルもあった中、何とか植え終わりホッとしました。
この、一株一株の苗が秋には大きく実をつける事を目指して、
ここから約4か月、田んぼの管理作業が続きます。
毎日の水位の調整から除草、アゼの草刈り作業もありますね。
その前に、ビニールハウスや田植え機の片づけも・・・・・・・。
そういえば、事務仕事も放置していたような。
ホッとする暇もなく、次の作業が待っています。
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動画でも、養鶏と稲作の様子をお伝えしていくのでチェックしてくださいね。