2018年07月20日
水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
ここ数日、The北海道ファームの田んぼでは、沢山のトンボの羽化が観察できます。
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どういう訳か、田んぼの中でもある場所に集中しているようなので
ヤゴあるいはトンボにも 居心地がいい場所があるようです。
さて、そのトンボがたくさん育っているThe北海道ファームの田んぼは、
水深を 20cm程度まで深くする 「深水期」の最中です。
そう実は、田んぼの水は年中入れっぱなしではなく、稲の生育にあわせて
入れたり出したり、水深を細かく調整しています。
米農家には当たり前ですが、皆さん意外に知らないようです。
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稲の根元が ずいぶん深く水につかっている様子が分かるでしょうか?。
稲の生育過程で、今の時期に低温にあたると、
花粉の生育や穂の生育に不具合が生じて、
最終的には収穫量が減る事になる、冷害危険期という時期があります。
この冷害危険期には、水温は気温より変化しにくいという性質を利用して
田んぼの水深を深くして 稲を 低温から守ってあげます。
そのため、いまのThe北海道ファームの田んぼの水深は、
1年中で1番深い最大20cmの深さで水を入れています。
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という事で、水深20cmをめざして毎日、少しづつ田んぼに水を入れているので、
直接用水からの水が入ってくる入水口付近の稲は、倒れてなくなりました。
大量の水を勢いよく入れるので、ある程度は目をつぶることにしています。
そんな、深水にする時期の道具がこれ。
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「The北海道ファームオリジナルものさしスコップ」といいます。
スコップの、持ち手の部分にメモリを付けて
田んぼの水深を測れるようにしています。
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こんなふうに 田んぼに差し込んで水深を簡単に測れます。
この場合は、水深約13cm やや浅い感じです。
もちろん、普通のスコップなので、アゼの補修や排水口の調整など
深水期にありがちなスコップでの補修作業も できます。
まぁ 便利。一家に一本、深水期の見回りのおともに最高です。
水見板より 田んぼの中で複数の場所で測りやすい所もメリットです。
「そんなね~いちいち ものさしで 水深はからないでも、大丈夫」
という、声が聞こえてきそうですが・・・。
僕は、細かい事まで気にしがちな小心者農家なので便利に使っています。
なお、色々な場所で水深を測ってみると一枚の田んぼの中でも
奥で15cm 手前で18cmなんていう誤差が事もあるのも分かってしまいます。
それは、それで悩ましいです。
~お知らせ~
The北海道ファーム製品の購入は、こちらから。
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どうぞ、ご覧ください。
2018年07月18日
水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
1枚の田んぼに何列稲が植えられているか知っていますか?
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正解は、「田んぼの広さによって全然違う」です。
そりゃそーですね。
という事で、The北海道ファームの田んぼを1枚1枚回って
それぞれの田んぼに何列の稲が植えられているかを 数えています。
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去年から、カウンターを使って数えているので、ずいぶん楽になりました。
なぜ、1枚1枚の田んぼで、稲が何列植えてあるかをカウントしているかと言うと、
秋の収穫量調査の準備で、数えています。興味本位では、ないですよ。
毎年秋の稲刈り前に 収穫量調査で田んぼの一部を 試し刈りします。
直径60cm位の円形に稲を刈取り、そのモミ量を計算式に入れて、収穫量を調査します。
基本的に、水田を作っている人は、全国共通で調査をしていると思います。
この毎年の調査で、今年の作況指数を出して、豊作、不作などを 判断してると聞いています。
その秋の収穫量調査で、田んぼの列数により刈り取る場所が、
変わってくるので、カウントしています。
秋の収穫量調査までに カウントすればいいのですが、
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秋には、田んぼがこんな状態で、何列あるのか非常に数えにくくなります。
そんなわけで、稲の列が数えやすいうちに、カウントしています。
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カウントした列数を、このように耕地図に記録しておけば、
秋の収量調査の前に 生い茂った稲穂が風に揺れる中
とても数えにくい所を、無理やり数えなくても大丈夫という訳です。
ところが、数えやすいはずの今の時期にカウントしても、間違えが発生してきます。
「181列、植わっています」
「そんなわけないだろ・・・・・」という間違えです。
The北海道ファームの田植機は、機械の構造上2列単位の2列、4列、6列でしか植えられません。
つまり、必ず偶数列で植えられているわけですが、どういう訳か奇数になる・・・。
まぁ、数え間違いですね。そんな事もあります。数え直しです。
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さてさて、どんどん数えて来よう。
すっきり晴れない日が続きますが、それでも収穫まで
1日1日進んできています。あと2か月ほどで稲刈りです。早いですね。
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2018年07月16日
水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
先日、The北海道ファームがお世話になっている
旭台自治会5班の北海道内視察研修旅行がありました。
富良野~十勝~北見~上川と、道央から道東方面の農業地帯を
農家の先輩方と 一緒にバスで見て回りました。
それぞれ、作っている作物も違うので、色々な種類の畑などを見ながら
生育具合や、作り方の違いなどお話を聞けて大変勉強になりました。
The北海道ファームの栽培方法へのアドバイスなどもいただけて
あらためて近所の皆さんのありがたさも感じました。いつもありがとうございます。
そんな中、やはり今年の北海道はどこに行っても、雨が多くて作物の生育が
遅れていたり、雨の影響で作物に被害が出ているようでした。
例えば、The北海道ファームのメインの稲作においても、
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7月も半分終わってきたというのに、いまだに稲の列の間から
水面が見える田んぼが ほとんどでした。
いつもの年なら、稲の株が太って葉も生い茂って、
水面が見えないのが この時期の当たり前なんですが、
例年どうりに生育している田んぼは、2日間見ても回っても あまりない状況でした。
今年の、北海道米、今後の天候次第もありますが、
このままいくと、収穫量が減ってきそうな気配がしました。
他にも、畑の状況も
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雨が多くて、畑の低い所に水が溜まり乾く暇がなく、
作物が水やけして黄色に変色しているのも 多く見かけました。
今回まわった道央から道東方面の農業地帯で、
「この辺は、全体的に生育状況がイイね~」と言える地域は、なかったです。
これは、もしかすると今年の北海道産は、稲も野菜も作物全般で
いつもの年より質量ともに、厳しい状況になるかもしれません。
そうそう、ついでに立ち寄った最近はやりの美瑛の青い池も
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隣接する河川から 泥が流入しているのか白っぽいというか
みどりっぽいというか、単なるため池のような状況でした。
それでも観光客がたくさん来ていたので、ブームってすごいなと思ったり・・。
それにしても、今年の北海道、雨が多くて寒い!につきますね。
道内どこでも、そんな状況のようです。
7月8月と晴れが続いて気温が上がってこないと、作物全般厳しそうです。
あぁ晴れが1週間くらい続いて欲しい。結構切実な願いです。
※田畑の写真は、イメージです。
記事中の水田、畑の写真はThe北海道ファームの水田、畑です。
他人の畑を勝手に写真に取って「生育が遅れてる」と書くのは、
マナー違反だと思うので、イメージ写真で記事にしました。
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2018年07月11日
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北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
農家をやっていますというと、意外な感じですが、
実は、The北海道ファームの重要な道具のひとつがフォークリフトです。
先日は、出荷するお米約10トン分を
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フォークリフトで コンテナに積み込んだり。
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今日は、山のように入荷してくる肥料や、土質改良剤を
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倉庫に運び込んだり、大活躍。
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今日の肥料の入荷では、ざっと20トン弱の荷下ろしを
約1時間でこなしてしまいました。人間にはできない、力仕事です。
このようにフォークリフトは、年間通して使う機会が非常に多い大事な機械です。
トラクターやコンバインよりも、使う日数でいえば、多く使用します。
一般的に農業は、重労働というイメージがあります。
しかし、このフォークリフトがあるおかげで 僕のような非力でも 農家の仕事ができています。
実は、The北海道ファームでも、開業当初フォークリフトのない時期がありました。
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あのころは、こうやって30kgの米袋でも、20kgの肥料袋でも
一袋づつ、地味に人力で運んでいましたね・・・。
そのせいで、慢性的に筋肉痛で、腰痛。コルセットが手放せない日々・・・。
今日はお米の出荷だ~なんて日には、すごい気合が必要で、
作業後には、立ち上がれないくらいのダメージでした。
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やっぱり 農業にフォークリフトは、欠かせません。
だいぶ運転技術も向上してきました。安全第一で愛用したいものです。
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2018年07月09日
水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
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北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
めずらしく太陽が出て 日差しが戻ったThe北海道ファームの田んぼです。
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稲も、久しぶりに日に当たり喜んでいるように見えます。
でも、晴れ間は1日だけで、この先も、曇り/雨の1週間という天気予報です。
報道されている旭川の様に、田畑に濁流が流れ込む状況では無いので助かっていますが、
ここ数日の大雨で、The北海道ファームにも影響がありました。
田んぼでは、用水路に泥水が流れていて、なかなか透明度が回復しません。
上流の夕張山系では、結構な土砂が川に流れ込んでいるようですね。
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これから、田んぼにや用水路から水を入れて水位を上げていく時期ですが、
この泥水を田んぼに入れていくと、いい事はないような気がします。
試験的にいもを 作っている畑です。
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低い所に 雨水がたまっています。
今のタイミングなら、水が早く引いてくれれば、いもに影響は、なさそうです。
もし 収穫期に同様の事態が起こると、せっかくできたいもが
土中で腐り、収穫できないという事態になりそうです。
何か 対策をしておかないと、秋に向けて不安ですね。
こちらも、試験栽培のかぼちゃ畑です。
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ほぼ田んぼです。早く水が引いてくれるよう、祈るしかない状態・・・。
なお、画像が暗いのは、夜明けに様子が気になって見に行った時の写真だからです。
いもとかぼちゃは、もともと水田だった所に植えてあるので、
そもそも水が溜まりやすい低い土地なんですね。
普通の年なら、影響はないようですが、さすがに今年の長雨、大雨では、
水が溜まるのも、致し方ない所です。
今年から始めた畑という事で、大雨が続くと水が溜まるという事を勉強できたと、
あくまでもポジティブにとらえる事にします。
それにしても、6月10日ころからまるで梅雨のような雨続きです。
作物の生育は、日照不足、温度不足で遅れが出ていますし、
長雨で病気の発生も 怖いですね。
今は、雨のタイミングを見ながら、無理やりに作業している状況です。
かぼちゃの追肥と砕土に ぜんぜん手が付けられないとか、
まずい事態になりつつある所もあり、もう雨は、十分です。
しかし、北海道で約1か月梅雨のような気候がつづくなんて、本当に異常気象ですね。
まぁ、だんだん気候が変わってこれが普通になっていくのかもしれませんが、
今は、とにかくまとまった晴れがほしいです。
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2018年07月05日
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北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
雨続きの6月から、追い打ちをかけるかのような豪雨です。
稲の健康を 助けるために水田の水を一度抜く中干し作業を していますが、
この豪雨は、水田は水浸しになり、何が中干しなのかよくわからない状態です。
それでも、雨の合間や合羽を着てずぶ濡れになりながら、
「中干しまで行かなくても 水の入替だけでも、多少は効果があるはず」と、
自分に言い聞かせながら、田んぼの水を 調整しています。
実は、今年の中干し1回めは、手をつけない方が良かった気もします。
さておき、「中干し」は、稲を健康に育てるための大事な作業です。
では、健康な稲とは、どんな稲か、気になる所ですが、
今回は稲の根の状態を例に ご紹介します。
別の田んぼから 引き抜いてきた稲の株です。
根の部分に 注目して見てください。
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ポイントは、根の色です。
根の量が違うねという視点もありますが、これは引き抜いてきた時の
作業で根が切れていたり、生育差もあるので 気にしないでください。
右側の稲の根です。
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左側の稲の根です。
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そう、稲の根の色が違います。
右の稲の根の方が、赤茶色の根の比率が多いです。
逆に 左の稲の根は、白い根の比率が多いです。
同じように田んぼから抜いてきて、水で軽く泥を流し比べていますが、
田んぼが違うと こんなに差がでています。
この場合、白い根が多い左の方が健康に育っている稲という事になります。
赤茶色の根が多い方は、やや根の状態が良くないです。
写真のような、現段階での根の状態の差は、主に田んぼの土壌の状態によるものです。
土壌の良し悪しが稲の健康状態に影響を与えるので
田んぼの土壌を いい状態にしたくて、今の時期の中干しや、
秋の稲わらの搬出、溝掘り作業など、土壌の状態をよくするために色々と作業をしています。
理想的には、白い根が大きく深く根を張り、そこから強い茎と葉が育ってくれる、
そんな稲に育てていきたいのですが、大きさも条件も違う26枚の田んぼで、
すみからすみまで一株残らず全部理想的に育てる事は、非常に難しいです。
でも、このむずかしさが、作物を育てる面白さだと思います。
今年は、どんな米に出来上がるのか、今のところ状況はいいとは言えませんが、
出来ることを少しづつ積み重ねて、高品質なお米の収穫を 目指していきます。
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2018年07月03日
水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
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北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
さて、もう何日も晴れた日がないThe北海道ファームのある栗山町。
本州の梅雨なみに 3週間ぐらい雨、曇りが続いています。
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道路も濡れて、水たまりだらけです。
例年であれば、6月の25日から7月の5日くらいの期間で
田んぼの中干しと溝切りという作業を しています。
が、この雨の中ではどうしようもない・・・。
田んぼの排水口を 開けてためている水を抜いても・・・・・
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暗渠という田んぼの土中に埋めてある排水管の口を開いて、
地中から水を抜いても・・・・
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空から 雨がたくさん降っている状況では、
田んぼの地面が乾燥するなど、望むべくもなく・・・・
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貯めていた水は、抜けるものの地面が乾燥する状態には、
ほど遠く水たまりだらけの状態です。
この中干しという水の調整作業は、
稲の根元まで空気中に露出させて、稲を活性化させるという意味と、
地面を乾燥させ排水の溝を田んぼの中の地面に掘りつけるという、
ふたつの目的で行っています。
※去年の写真です。
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去年は、こんな感じで溝掘り作業ができて地面も乾きました。
今年は、雨続きで田んぼから水が抜けないので、溝掘り作業がまったくできません。
それでも「中干し」まで できない状況でも、真面目に水を抜いて
田んぼの水の総入れ替えくらいは、しておこうと思い、雨の中田んぼで水を抜いています。
大雨が続く中、ずぶ濡れ泥まみれで田んぼの排水口を開けて回っていると、
この作業は、果たして意味があるのだろうかと・・・哲学的な気分になりがちです。
どんなに水を抜いても 空から降ってくればお手上げです。
「中干し」まで行かない「水の入替」程度でも
稲の根元まで酸素は、行きますし、地面の状態も良くなるはずと信じて、
バカ正直に中干し1回めの水調整に 取り組んでいます。
なんだか、水抜いてのメリットよりも、抜いたときのデメリットの方が大きい気もしますが、
それでも、とりあえずやらずにいられない・・・・。これは、もう栗原の性格の部分が大きいような。
この大雨の中で、ずぶ濡れ泥だらけで進めた作業が、どんな結果になるのか、
よくわかりませんが、「中干し風味の水入れ替え」作業中です。
なお、長雨で増水中の用水、排水には近づかない様に気をつけます。安全第一。
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2018年06月27日
水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
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北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
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昨日のThe北海道ファームの田んぼの様子です。
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この水田は、一番最初に田植えを始めた水田で、
5月19日の田植えから約1か月たって、順調に生育しています。
稲の一株、一株を アップで見るとこんな感じです。
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田植え時は、3~5本の苗だった一株が、
ある程度本数が増えて横にも太くなってきました。
もちろん背の高さも、伸びてきています。
と、書いていても ピンとこないと思うので、
調子がどうも 今一歩な稲の様子がこちら。
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お見せるのが 少しお恥ずかしいようで・・・・。
上の写真の苗に比べて、1週間遅い
5月27日に田植えをした田んぼの稲の状態です。
全然 横に株が太っていない状態で、
ひょろひょろっと上に 伸びてしまっています。
葉も、痛んでしまって変色している所がありますね。
主な要因は、6月に入って日照不足と低温が続いていることと
新しく増えた田んぼの水管理に四苦八苦していた事だと 思います。
天候的には、5月中の高温だった時期に植付直後の生育が進んで、
6月の低温ををむかえることができたかどうかで、差がついているようです。
本来は、田植えが1週間遅いので今日同じ状態かどうかでなく、
遅れている方の1週間後の状態を見て比較しないと、意味がないわけですが。
1週間後に追い付いてくるかは、非常に心配・・・。
水管理の方は、もうこれは増えた田んぼの性格の見極めに、
少し時間が掛かってしまいました。
水が減りやすいとか、減りにくいとか。
あるいは、このぐらいの入水量で一晩入れると、深くなりすぎるとか。
ちょっとしたコツというか、見極めも色々やってみないと見えない部分もあるので
新しい田んぼの難しさと言うところです。
それでも、去年も「6月天気が悪くて」と、心配していたものの豊作だったので、
7月、8月の天候次第という見方もありますが、先の天気はますます判らない訳です。
なんとか、こう10日くらい晴れてカラっとした日が続いて欲しいものです。
ただ実際は、天気は、どうしようもないので
水管理など自分ができることをマメにやるしかないですね。
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2018年06月22日
水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
6月になると、The北海道ファームのある栗山町では、地域の活動が色々と続きます。
時期的に、皆が集まりやすい時期という事情もあるので、毎年の事ですが、
なんだかんだ慌ただしく日が過ぎていきます。
あまり、集まりのない僕でも、今週は、日曜日の農事組合の常会に始まり、
次の日曜日のパークゴルフ大会まで、毎日集まりに出続け週間です。
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地域の活動で 農道わきの草を刈りに参加したり。
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全町ソフトボール大会で、両翼98m センター122mのナイター完備の
豪華な町民球場で本格派ピッチャーに三球三振を してみたり。
明日は、自宅の方のクリーン作戦。
その次は、午前中公園の草刈りから、子どもの習い事の関係を挟んで、
パークゴルフに親睦会と・・・・なんだか、仕事以外の予定が立て込んでいるようですが、
田んぼの管理や諸々の通常業務も もちろん同時進行です。
なんだか、色々あって気忙しい日々ですが、
こういう地域の活動を通じて、色々な方にお会いして、知り合いも増えるので、
地域の活動も大事だなと、思います。
年代や仕事も違う 近所の人と話すという機会は、都会にいるとないので、
栗山の地域コミュニティの濃さみたいなのは、大事な感じがしますね。
本州の感じとも、また違う雰囲気かもしれませんが、
結構楽しんで参加させていただいています。
~お知らせ~
The北海道ファーム製品の購入は、こちらから。
http://shop.thehokkaido-farm.co.jp/
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2018年06月19日
水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
稲作と養鶏で循環型農業に真面目に取り組んでいます。
6月の半ばになって、寒い日が多いThe北海道ファームです。
最低気温が9度!ひとけた台の日が続きました。
もう6月だというのに ストーブに火を付けてしまうという事態です。
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田んぼの中で稲たちも寒そうにしています。
ビニールハウスで苗を育てている時期でも、
「稲の苗を10℃以下の温度にしないように」という目安があるくらいなのに
田んぼで、外気温が10℃以下、稲に良いわけがありません。
そうは、言ってもどうしようもないのが自然環境ですね。
そんな中でも元気なのが、いわゆる雑草。
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定期的に雨が降るので、調子よく伸びてきます。
という事で、軽トラに草刈り機と噴霧器を積んで、
農場各所の除草作業にいそしむ日々。
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あっちのアゼで草を刈り、こっちの農道には除草剤。
場所によって、使い分けながら草との戦いが始まりました。
だいたい9月頭まで、この草との戦いは続きます。
農家にとって草刈りや除草作業は、身だしなみに近いものがあって、
自分の農場を草だらけにしておくのは、「みっともない」「恥ずかしい」という感覚です。
「あいつら〇〇(作物の名)を作って失敗したぞ」と言われるよりも、
「あいつら、農場が草だらけだぞ」の方が、農家的には、きつ~い言われ様な気がします。
ある意味 人格否定的なニュアンスがあるような・・・・。
もちろん、草ヤブがあると害虫が発生しやすかったり、
害獣が潜んだり(特に養鶏の場合死活問題)するので、実害も大きいです。
The北海道ファームでは、今年から農場面積が大幅に増えましたが、
「あいつに畑を貸すと、草だらけにしてしまうぞ!」と、言われない様に
たとえ初挑戦の作物で失敗しようとも せめて草刈り作業だけは、
真面目にやって農場をきれいに保っていこうと思います。
「ご近所の 信頼感は 草刈りで」
農業あるある川柳に応募しようかな。
~お知らせ~
The北海道ファーム製品の購入は、こちらから。
http://shop.thehokkaido-farm.co.jp/
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