先日のブログでご紹介したように、田んぼの中干しをしました。
田んぼの水を落として、普段水中に隠れている地面をだし
土中に酸素のを供給して、稲の生育を助けるおいしいお米づくりに大切な工程です。
そんな、中干し作業中の水田で行うもう一つの重要な作業工程。
「溝切り作業」を行いました。
水田の地面に写真のように溝を切る作業です。
おおよそ、稲の植えてある列20本おきに溝を切り、
その溝を田んぼの排水口までつないでいきます。
こうすることにより、田んぼから水を抜くときに溝を伝って
水が排水されるようになるので、田んぼの水抜き~乾燥の時間が短縮できます。
そのことにより、稲に水がいらない時期に田んぼを乾燥させることができ、
よりおいしい、お米ができるという事です。
また、田んぼが乾きやすくなるので秋の稲刈り作業時期に作業性の向上や
春まで溝が残れば、雪解け水の排出にも効果があります。
とにかく、大事な作業という事です。
それで、実際の作業はどうやるのかというと。
「田面ライダーV3!」
本当に、こういう名前の機械です。
丸山という会社の機械ですが、新製品開発会議でこの名前に決めたんでしょうね。
社員「社長!今度の新製品 田面ライダーV3でいきましょう!」
社長「いいね!絶対ヒットまちがいなし!」いい会社です。
さておき、
このように、機械にまたがって田んぼの中を
体重を利用して、溝切りしながら走っていきます。
草刈機の45ccのエンジンでしょうか、意外にスピーディに走ります。
ちなみにこちらは、従来からの歩行型溝切り機。
田んぼの泥の中を、溝切りしながら延々と歩いていきます。まさに修行。
作業性で言えば、乗用型は歩行型の10倍以上仕事ができる感じです。
歩行型は、100mも進むと休憩したくなりますが、乗用型はどんどん進んでいきます。
一回使うと手放せない「田面ライダーV3」すごい機械です。
・・・・・じゃあなんで、歩行型を使っているのかって?
じつは、「田面ライダーV」は、操縦者の適正な体重というのがあります。
操縦者の設計体重は80kg!
ということで、H社員の体重では、使えない・・・・。
機械が泥にはまったり、進まなくなったり、あるいは溝がうまく掘れない、
そんなトラブルが、頻発してしまいます。
そう「田面ライダーV3」の最大の弱点は、操縦者の体重だったのです。
まぁ、普通の体重なら問題ないんですけどね・・・。