ke本日も、田んぼ周りや施設周りに除草剤を散布します。
なにせ、広い(千葉県比)ので、作業量が多くなります。
トラックの荷台に、水18L×3、除草剤、混合ガソリンなど、必要品を積み込んで
農場内を移動しつつ、薬剤をつくりつつ、進んでいきます。
今日は、18L×6本程度の薬剤を散布しましたが、まだ必要な部分にまききることができませんでした。
結構、いいペースで歩き回りながら、散布したんですが、なにせ広いので。
ところで、今日の北海道新聞は農政改革の1面特集で大変興味深く拝読しました。
葬祭業では国の政策の存在を感じることは少なかったですが、農業では、非常に身近に感じます。
記事自体は、大変勉強になり、内地の新聞にはないさすが道新という感じでした。
ただ、どうしても気になることが。
農家の声で「企業は赤字になると、すぐ撤退する」と、いう意見が。
この手の記事には必ず農家の声として出てくる意見です。
他にも「企業は利益が出ないと、すぐ撤退」という意見もよく見かけます。
でもね、企業として農業に取り組む私としては、この手の意見には悲しい思いと反発を覚えます。
企業は赤字になると撤退と言いますが、赤字なら個人の方が続けられないと思います。
企業なら、赤字に耐えられる規模も違いますよ。
簡単に例えると、年収1000万で、利益100万の個人が1000万赤字@1年間なら撤退でしょうが、
年商1億で、利益1000万の企業が1000万赤字@1年間なら耐えられると思うんですが。どうなんでしょう。
個人なら赤字で続けられる理由ってなんでしょう。赤字なら個人であっても撤退だと思うんですが。
あるいは、企業は利益が出ないと撤退と言いますが、基本的に利益は出るモノではないです。
利益は出すモノ、利益は取りに行くモノだと思うんです。
利益が出るというと自然に出るみたいな感じを受けますが、
企業の大半は、利益を出し続けることにたいして、必死の努力をしていると思うんです。
自分も、いかに利益を取るか常に意識をしています。
個人でも企業でも、利益を出さないと、雇用も維持できないですし、社会に有用にもならないですよ。
なにかこの報道でよく見る、農家の意見に出てくる「企業性悪説」は悲しくなります。
真剣に農業に取り組み、農業生産で利益を作り出し、雇用を生み、地域に貢献したいと、
思っていますが、そんな志を否定されているような気がします。
もしくは、農家の意見にあるような企業があって農業参入したいなら、やめておけと言いたいです。
まぁ、気にしないで自分のやるべきことに取り組んでいけばいいんですけどね。