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農場ブログ

管理作業 ~草取り~

2015年07月16日

水田の除草に伝統的な「テデトール」を使ってみました。

DSCF3295

[使用前]

写真下方のアゼ(防草シート敷設)と上方の稲の列の間が草で覆われています。

 

DSCF3296

[使用後]

草が除去されました。

「テデトール」すごい効き目です。

稲は、完全に残して雑草のみに効果があります。

稲に対する副作用は、ほとんどないですが

作業員には副作用が出まくります・・・・。

 

さておき、なんでこのような状態になったかの考察。

無題

少々極端な図ですが田んぼのアゼ付近の断面図です。

①通常のアゼ ここは刈払機や自走式草刈機で草を刈れます。

②たんぼの中、水面下の土のライン。稲はここから生えています。

通常、水中で水田用の初中期剤で除草しています。

③は水面のライン。

で、今回問題になっているのが図中赤丸で囲った部分。

 

実際の田んぼでは、赤矢印の部分。

DSCF3300

アゼと稲の間に草の地帯がベルト状に。

 

一般的には、発生しない状況ですが

The北海道ファームの一部のアゼが2段の階段状です。

なぜなら、春の耕起、代掻き時に慣れない大型機械で作業をしたことや、

アゼに防草シートを張り付けてあったことで、ロータリーがアゼ際まできちんと

耕せていない、代掻きできていない部分がありました。

そこから、水面の上下のすきをついて陸地性の草が生えてきました。

少々なら見逃しますが、さすがに目をつぶれないくらいに

草がはえてきたところもあります。[使用前]の写真のようなところですね。

 

 

で、その部分に陸地性の草がはえると、

水中に半分没しているので刈払機は使えない。

稲に近すぎて除草剤をかけられないのダブルパンチ。

 

そうなると、「テデトール」の出番です・・・。

まぁ、あくまでも一部のアゼだけですが

そもそもアゼも長大なので一部といっても長いんです。

作業員にも副作用が出てきているので、「テデトール」の使い手、大募集です。

 

 

 

 

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