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農場ブログ

いきぬきに占冠へ 謎の古本屋へ行ってみた

2018年08月15日

水芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と

安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している

北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。

 

今回は、お盆休み仕様で個人的な趣味の話です。本好きに送ります。

 

今年のお盆期間は、毎日雨が降り、作業が進みません。

雨も降っているし、仕事は、農場の見回り位にしておいて、お盆休み風のここ数日です。

そこで、気になっていた所に出かけてみました。

 

The北海道ファームのある栗山町から、1時間半ほど夕張市の先に

占冠町という山間の町があります。トマムリゾートのツインタワーがある町です。

山間の静かな町で、とてもいい町です。

 

昨年、その占冠町内を車で走っていると山間部で「古本」と書かれた看板を 見かけました。

こんな山奥に(失礼)古本なんて、あるわけないよな~。見間違いかな。

それとも、古本(ふるもと)さんという家があるのかな?

※北海道では、家が見えないくらい敷地が広い個人宅の入り口に目印の看板を出している事もあります。

そう思って、気になっていたので、、占冠までドライブがてら探しに行ってきました。

 

その、気になっていた看板がこれ。

確かに 古本の文字。車を止めてよく見ると、10:00~17:00と書いてあります。

やっぱり古本屋が あるようです。

 

しかし、矢印の指し示す方向は、

山に入っていく道しかありません。

占冠町の中心部から約5キロ、もちろん人通りもありません。不安・・・。

まぁ、でもせっかく来たし、行ってみるか・・・・。

 

そう思って、車を進めていくと、牧草地の脇にポツンと建つ普通の民家!の前に古本という看板が・・・・・。

全然店舗ではありません。普通のよくある家。

う~ん。何かの間違いかな?やめちゃったのかな?なんだかよくわかりません???

 

と、中なら農家風の女性が出てきました。家の前に見慣れぬ車が止まれば、

不審に思うのは当たり前なので、とりあえず、声をかけてみます。

「こんにちは。古本屋さんですか?」

相手が普通の人だったら、意味不明な問いかけだなと思いつつ・・・。

「そうですよ」

まさかのビンゴ!山奥に本当に古本屋さんがありました。

 

60代位のにこやかな店主の男性に本を見せていただきながら、色々お話をすると、

「移住してきて古本屋もやっている。自然栽培と古本、カッコよく言うと晴耕雨読です。」というお話。

品揃え的には、いただいたチラシを見るとこんな感じ。

「環境、医療、反戦、労働、教育、社会、政治などの問題を扱った古本や

映画、思想関連の古本もあります」という事です。

結構な数の古本が、濃い品ぞろえで並んでいます。

ノンフェイクション、ルポタージュ、そんなジャンルが多いでしょうか。

テーマごとに、昭和後半から最近の本までという感じです。

書棚の主張が激しい感じ、古本好きなら、伝わるかと、そんな品揃え。

自分も、北海道の開拓や炭鉱の歴史など興味が重なる部分があったので

結構、読みたい本がありました。

じっくり拝見して、数冊の本をチョイス。買わせていただきました。

 

余談ですが、なぜか葬儀業界の良書も充実、訳を聞いてみると

「昔、千葉の船橋の互助会で葬儀の仕事をしていた事がある」との事。なんと、もと同業者でした。

色々、お話して「またおいで。電話くれれば、いるようにするから」

「また来ます」そういって帰ってきました。山奥の魅力的な古本屋さんでした。

 

この、占冠の古本屋さん。インターネットでもほぼ情報がないので、あまり紹介するのは、やめておきます。

実際に現地に足を運び、ドキドキしながら、店を探す。貴重な体験になると思います。

この記事を見てせっかく行ったのに 休みだった・・・そういう事もあるかもしれませんが。

 

「占冠 古本」で検索してたどりついた方

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