芭蕉の咲く清らかな水で育てた「北海道水芭蕉米」と
安全安心な北海道産のエサで育てた「日本一しあわせなにわとりの玉子」を生産している
北海道栗山町のThe北海道ファーム、栗原です。
雪 ですね。
まぁ 毎年の事ですし、自然現象なのでどうしようもありませんが、雪ですね。
さて、すこし時系列が前後して雪前の事のなりますが、
田んぼの手入れを 駆け込みで終わらせることができました。
田んぼへ溝を 掘る。通称 秋の溝掘り作業です。
写真のような、深さ15cm、はば15cm程度の溝を 田んぼの中に掘っていきます。
掘った先は、田んぼから水を排出する排水溝へとつなげます。
先日、行った土中の排水管、暗渠(暗渠)への溝切にもつながります。
この田んぼの表面に排水溝を掘りつけることで、田んぼの排水性が向上します。
なぜ、排水性を向上させたいかと言うと、田んぼを早く乾かすためです。
そう、ご存じのようにここ北海道は豪雪地帯、冬は田んぼが分厚い雪に覆われます。
その雪が、春の気温の上昇で溶け始めた時、雪解けの時に
田んぼから 速やかに雪解け水が抜けていく事が 大事です。
雪どけ水の排水が早いと、当然田んぼの地面が早く乾燥します。
すると、トラクター作業が早くできる、乾土効果といって土中の状態が良くなる、
あるいは、土中で化学反応が起きて窒素分が発生するなどなど、効果があります。
専門的な事を省いて言うなら、「乾く田んぼは、いい田んぼ」という事です。
来春、The北海道ファームの田んぼがよいスタートを切れるように、
いま手入れをしているという訳です。
雪前に なんとか全田んぼに溝を掘ることができて良かったです。
なおこの作業、The北海道ファームの大ベテラントラクターが活躍します。
というトラクターマニア向けのHPによると1978~1985まで作られたトラクターです。
昭和でいうと昭和53年から昭和60年 ほぼ40年前のトラクターですね。
自動車なら、なかなか走っているのを見かけない年代ですが、
トラクターでは、まだまだ現役でがんばっています。
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